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コロコロした便が出るのは便秘?改善するために気をつけるポイントは

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コロコロした便が出るのは便秘?改善するために気をつけるポイントは

なかなか便が出ず、やっと出たと思ったら硬くコロコロした便が出ることがあります。
このようなときは便秘状態であると言えますが、コロコロとして便が出るときは、何が原因で便秘を起こしているのでしょうか。
今回はコロコロした便が出るときの便秘について、原因や改善法をご紹介していきます。

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本記事の監修薬剤師

監修薬剤師 植田昌男

氏名:植田 昌男
経歴:近畿大学薬学部薬学科卒業 薬剤師免許取得(平成7年)
社歴:平成19年6月 入社


便秘ってどんな状態?

本来、人間の便の理想的なかたちは、バナナのような大きさ・長さと言われています。
バナナ様の便は80%ほどの水分を含み、硬くコロコロとしていることはありません。


しかし便秘状態になると、便がバナナのようになったタイミングでうまく排出されず、腸のなかにとどまって以下のような有害物質を発生させます。

  • 便をエサとする、クロストリジウムなどの悪玉菌
  • 発がん物質、または発がんを促進する物質
  • アンモニア、硫化水素
  • おならの元となるガス

便秘が続く間ずっと、腸壁は上記の有害物質や、便に含まれる水分を吸収し続けるのです。


このように便が排出されずに腸内にとどまり、生じた有害物質の影響で腹部の痛みや不快感・肌荒れなどに見舞われる状態を「便秘」と言います。

便秘の原因はひとつじゃないって本当?

便秘が起こる原因としては、以下3つが考えられます。

  1. 便が肛門近くの直腸に達しているのに、うまく排出できず詰まっている
  2. 大腸全体のぜん動運動の機能が低下し、大腸のなかで便がとどまってしまう
  3. 自律神経の失調により腸が過度な緊張状態になり、便がうまく運ばれない

上記のうち、コロコロとした便が出る便秘のタイプは 3 にあたります。
自律神経のうち、リラックス状態を司る副交感神経が過度に興奮してしまうと、腸が緊張して必要以上の圧力がかかります。
すると便がうまく運ばれず、分断された状態で排便されるため、ウサギの糞のようなコロコロとした便が出るようになるのです。

コロコロした便が出る「けいれん性便秘」とは

自律神経の乱れから腸が異常に緊張し、コロコロした便が出るようになることを「けいれん性便秘」と言います。

けいれん性便秘は、自律神経が興奮することで排便を促すぜん動運動の指示が腸に正しく伝わらず、けいれんしたように動くようになることで起こります。

コロコロ便を伴うけいれん性便秘の特徴は、以下の通りです。

  • 便は出るには出るが、コロコロと硬くてスムーズに排便できない
  • 普段から腹痛やおなかの張りがあり、排便するときもおなかが痛い
  • 比較的、若年層の女性に発症者が多い

けいれん性便秘の原因は、腸の働きをコントロールする自律神経の失調ですが、自律神経はストレスの積み重ねによってバランスを崩します。
本来、自律神経はリラックスした状態や胃腸の働きを司る副交感神経と、仕事や勉強のための適度な緊張状態を司る交感神経が適宜切り替わって機能しています。


しかし、長期にわたり強いストレスにさらされると切り替えがうまくいかなくなり、副交感神経が慢性的な興奮状態になって、胃腸への指示をうまく送れなくなるのです。
このため、けいれん性便秘は別名「ストレス性便秘」と呼称されることもあります。


コロコロ便状態の便秘、改善するには?

ここからは、コロコロ便を伴うけいれん性便秘を改善する方法をご紹介します。
便秘薬の服用や浣腸の前にできることを中心にお伝えするので、参考にしてくださいね。

こまめに水分を摂る習慣をつける

コロコロ便の解消には、1日のなかで少しずつ水分を摂るのが効果的です。
のどが渇いたと思う前に水を飲む、食事にスープやみそ汁を追加するなどして、1日1.5ℓ以上の水分を摂取するようにしてください。

食習慣を腸に良い内容に変える

硬くなったコロコロ便を柔らかくしたり、腸内環境を整える成分を含んだ以下の食品を意識的に取り入れて、腸と便の状態を整えていきましょう。

  • 便を柔らかくする水溶性食物繊維を含む食品
    寒天・ひじき・昆布・わかめなどの海藻類、こんにゃく、果物類 など

  • 腸内環境を整え、善玉菌を増やすオリゴ糖や乳酸菌を含む食品
    ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬け、納豆、味噌、醤油、はちみつ など

  • 自律神経に働きかけ、腸の調子を整えるビタミンB1を含む食品
    うなぎ、豚肉、大豆、玄米、ごま、小麦胚芽 など

  • 腸の血流を良くし、便の潤滑作用もあるビタミンEを含む食品
    オリーブオイルなど植物油、小麦胚芽、落花生やアーモンドなどナッツ類、たらこ、卵黄

    排便しやすくなる生活習慣を心がける

    以下のポイントに留意して、胃腸のけいれんによる便秘が起こりにくくなるよう、少しずつ生活習慣を変えていきましょう。

    • 朝など、決まった時間にトイレタイムを設けて排便を習慣化する
    • 適度な筋トレや30分程度のウォーキングを習慣化し、排便に必要な腹筋を鍛える
    • リラックスした状態で腸を軽く押して「の」の字をかくようにマッサージする
    • 疲労やストレスを溜めないよう、深呼吸やヨガ、1日8時間以上の睡眠で日々解消する


  • コロコロ便に痛みも…。これも便秘なの?

    コロコロ便とあわせて、日常生活に支障が出るほどの腹痛を感じる場合は、過敏性腸症候群など別の病気を発症している可能性があります。

    できるだけ早く内科か消化器科の病院に行って、医師の診察を受けてくださいね。


    コロコロした便が出るのは、けいれん性便秘の可能性大!

    おなかに張りや痛みがあり、コロコロした硬い便が出るようなら、けいれん性便秘かもしれません。けいれん性便秘は、ストレスで過剰な興奮状態になった自律神経(副交感神経)の影響で、腸のぜん動運動が正しく行われなくなることで引き起こされます。改善には食事内容の工夫や、生活習慣の改善が効果的ですが、あまりに強い痛みを伴うようなら別の病気の可能性もあります。その場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。

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