和漢コラム男性更年期の対策COLUMN

男性にも更年期障害が…。症状や原因を知り、適切な対処法をとろう。

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE
男性にも更年期障害が…。症状や原因を知り、適切な対処法をとろう。

加齢によるホルモンバランスの乱れから、心身にさまざまな不調が現れる更年期障害。
女性だけに起こる現象というイメージが強いですが、実は多くの男性にも起こるのです。

今回は、あまり知られていない男性の更年期障害について、原因や主な症状、そして改善のためにできる対策まで解説していきます。

男性にも更年期がある

加齢に伴って性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスが変化していくのは、女性も男性も同じです。このため、男性にも更年期が存在するのです。
この男性更年期障害は「LOH(加齢男性性腺機能低下症候群)」とも呼ばれます。

男性の場合、20歳代をピークに少しずつ分泌量が減少していく男性ホルモンの一種「テストステロン」が一定量以下になると、更年期症状が現れるようになります。

一般的には40代~50代にかけて発症しやすいとされていますが、早い人では30代から発症するケースもあり、中年・老年以外の「働き盛りの男性」にも起こり得る現象なのです。
特に、年代を問わず規範的なふるまいや生き方を強く求められる教師・医師・公務員・銀行員などの職業に就く人に、男性更年期を発症するケースが多いようです。

男性の更年期障害にみられる主な症状

男性の更年期に起こる代表的な症状には、以下が挙げられます。

  • 不眠、無気力、イライラ、倦怠感、抑うつ、不眠などの精神症状
  • 朝立ちの消失、勃起不全(ED)、性欲の減退などの男性機能の低下
  • 残尿感、頻尿、尿の勢いの低下など排尿トラブル
  • ほてり、のぼせ、冷え、動機、息切れ、倦怠感、筋肉・関節痛などの全身症状
  • 頭痛、めまい、耳鳴り、呼吸困難
  • 手足のしびれ、知覚過敏、知覚鈍麻
  • 異様な多汗、または乾燥による肌の湿疹やかゆみ
  • 粘膜分泌の異常による、ドライマウスやドライアイ
  • 食欲不振、下痢、腹痛、吐き気
  • 筋肉量または骨密度の低下
  • 慢性的な肩こりや腰痛

上記から、男性の更年期症状が女性の更年期症状にも似通っていること、そして「年齢のせい」と片付けられがちな不調に、男性更年期によるものがあるとわかります。

壮年期~中年期にかけてのすべての不調が男性更年期とは限りませんが、上記症状に複数当てはまるなら、その原因は男性更年期かもしれません。

男性の更年期障害、原因は加齢やストレス

男性更年期は、加齢とともにゆるやかにテストステロンの分泌量が減ることで発症する以外に、ストレスが引き金となって発症するケースも多いです。

通常、テストステロンは大脳からの命令によって大部分は精巣で作られており、大脳内でホルモンが分泌されることで産出が促されます。

しかし、長期にわたって強いストレスにさらされ続けると脳に負担がおよびホルモン分泌に影響が出て、テストステロンの分泌量も低下すると近年分かってきています。テストステロンの分泌量が急激に低下すると、男性の心身と性機能を健全な状態に保てなくなり、更年期症状が現れてしまうのです。

男性更年期の発症年齢に40~50代が多いのは加齢以外にも、家庭と仕事で責任ある立場を任されることで、ストレスを感じやすくなることも関係しています。

男性更年期障害の症状を改善するためにできること

男性更年期の症状が現れたら、症状改善を目指して、まずはテストステロンの分泌量を高めるための生活習慣の見直しが必要です。
日常のなかに競争・運動の習慣を取り入れ、闘争本能と筋肉を刺激することで、男性ホルモンの分泌量増加を狙いましょう。

競争はゴルフなど勝ち負けのあるスポーツの他、将棋や囲碁などのゲームでも構いません。
運動は、ウォーキングや軽いジョギング、筋トレなどから自分が楽しんで続けられる種目を選んで、1日10~30分ずつ続けるといいでしょう。

また、テストステロンは夜眠っている間に分泌されるため、1日8時間程度の十分な睡眠時間を確保することも、男性更年期障害の改善に効果が期待できます。
テストステロンの大敵であるストレスも、ここまでに紹介した競争・運動・睡眠をしっかり習慣づけることで、かなり解消できるでしょう。

生活習慣とあわせて、「テストステロンを増やす作用のある」以下の食べ物を積極的にとって、食習慣の改善を図ってくださいね。

  • 牛乳、たまご、豆、魚類、肉類などのタンパク質
  • たまねぎ、にんにく、にら
  • おくら、やまいも、納豆
  • アボカド

もし、生活と食事の習慣を変えても症状が改善しない場合は、病院で漢方薬の処方やホルモン補充療法を受けて、治療する必要が出てきます。
病院を受診するなら男性更年期専門の外来か、泌尿器科、心療内科などを受診しましょう。

男性の更年期も女性と同様、心身にさまざまな症状が出る

男性の更年期症状は、テストステロンの分泌量が一定量を下回った場合に発症します。
女性と同様、加齢に伴ってゆるやかに発症する以外にも、大きなストレスが引き金になって急激にテストステロンの分泌量が低下し、発症することも多いです。

発症後は、重症化する前に生活と食習慣の見直しを行い、症状改善することが望まれます。それでも症状が改善しない場合は、病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE