和漢コラム腰痛の悩みにCOLUMN

原因不明の腰痛に打つ手とは?痛む理由を知って対策

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE

腰が痛くて病院へ行ったけれど、検査の結果、原因はよくわからないと言われてしまった・・・。いわゆる「原因不明の腰痛」は、腰痛全体の85%にものぼるといわれています。

「検査の結果、異常は見られなかったのだから、あまり考えすぎないように」と言われても、痛いものは痛いのです。これではとうてい納得がいきませんね。

一体なぜ、痛みがあるのに原因が特定できないのでしょうか?このコラムでは、原因不明の腰痛について、痛みが生じるメカニズムと、改善に役立つ対策をまとめてご紹介します。

痛みが出ているメカニズムを知り、できる対策があると知れば、少しは自分の腰痛に対して明るい見通しも持てるもの。できることから実践して、原因不明の痛みから抜け出していきましょう。

本記事の監修薬剤師

監修薬剤師 植田昌男

氏名:植田 昌男
経歴:近畿大学薬学部薬学科卒業 薬剤師免許取得(平成7年)
社歴:平成19年6月 入社

腰が痛むのに原因が特定できないのはなぜか

腰が痛む原因で特定できるのは、骨や内臓の疾患

腰が痛む原因がはっきりしているのは、椎間板ヘルニアや背骨の圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄など、レントゲンで骨の疾患が目に見えて特定できるものです。
その他に、骨が細菌に感染していたり、骨のがんなども考えられます。これらは血液検査やCT検査、レントゲンなどで特定できます。

骨以外では内臓の疾患が原因になっていることがあります。たとえばすい臓炎やすい臓がん、尿路結石、子宮筋腫や解離性大動脈瘤など。これらも精密検査をすれば炎症や腫瘍などが目に見えてわかるので、原因となっている疾患を特定することができます。

腰が痛い場合は、「疲れがたまっているのだろう」と自己判断するのではなく、まずは医療機関でしっかり検査を行い、重篤な疾患が隠れていないかを見極めることが大切です。

検査で特定できない場合は「原因不明」と診断

あちこちを検査しても、骨にも内臓にも目に見える疾患がない・・・この場合は、日々の積み重ねでこり固まった筋肉のなかに、疲労物質や発痛物質がたまり、痛みを感じさせていることが考えられます。
ただ、疲労物質や発痛物質は、検査で検出することが難しいために、「原因不明の腰痛」に分類されることになってしまうのです。

発痛物質は、神経を通じて痛みの信号を脳に伝える役割を果たします。痛みをガマンしていると、痛みが伝わるルートが強化され、脳は痛みを記憶して、痛みがどんどん増幅してしまいます。

痛みは客観的に評価することが難しいため、「ほんとうにそんなに痛いのか」「大げさなんじゃないか」などと心ない言葉をかけられてしまったり、または「そう思われているんじゃないか」と想像してストレスを感じてしまうことも。

ストレスを感じると、人間に自然に備わっている、痛みをやわらげるシステムがうまく働きません。そのせいでもっと痛みが酷くなるという悪循環にはまってしまうこともあるのです。

疾患が特定できないからといって、腰痛を甘く見てはいけません。そのうち治るだろうと放っておくのではなく、正しい対処法を知り、実践していくことが大切です。

原因不明の腰痛を改善する3つの方法

原因不明の腰痛は、筋肉にたまった疲労物質や発痛物質が一因。これらの有害な物質をすみやかに流し、新たに溜めこまない対策を行いましょう。
同時に痛みをブロックする脳のメカニズムにも注目し、精神面からも対策を行うことをおすすめします。

1. 筋肉をゆるめて発痛物質を流す

まずはこり固まった筋肉をやわらげ、たまった発痛物質を血流に乗せて排出していきましょう。
そのためには、筋肉をやわらげることと、血流を良くすることの2点が重要です。風邪予防には「手洗い、うがい」と言いますが、腰痛予防には、「ストレッチと血行促進」と心得ましょう。

基本はストレッチやヨガなどの動きで筋肉をほぐすこと。仰向けに寝転がって片膝ずつ抱えるなどの簡単な動作で、こわばった腰の筋肉をゆるめることができます。

大腰筋が固くなると腰痛に。スグ技4つで腰痛改善

筋肉をゆるめたら、次は血流改善を。入浴などで体を温めると、血流が良くなり、たまった疲労物質や発痛物質の排出に役立ちます。
その他にもツボ押しや、ウォーキングなどの適度な有酸素運動も血流を促進する効果があります。自分が生活に取り入れやすいものや、楽しめるものをいろいろ試してみましょう。

腰痛を温めるとラクになる。すぐできる方法とポイント3

2. 腰を支える筋肉を鍛える

腰が痛いときはとりあえず安静に、と思っているなら、それは間違いです。実は原因不明の腰痛の場合、安静は予防としても治療としても勧められておらず、適度に体を動かしたほうが回復が早いことがわかっています。

腰まわりのインナーマッスル(大腰筋)が固くなったり衰えてしまうと、姿勢が崩れて腰に負担がかかり、腰の痛みの原因になるため、運動不足、筋力不足に心当たりのある人は、ぜひできる範囲で積極的に体を動かしていきましょう。

筋肉を鍛えることで、腰への負担を軽減し、発痛物質の産生を抑えることに役立ちます。
階段を上がるとき一段飛ばしにするだけでも、大腰筋の良い筋トレになりますよ。

慢性腰痛の改善には筋トレ。気長に続けられるコツと方法

3. ポジティブに思考する

原因不明の腰痛の要因として挙げられることが多い「ストレス」。ストレスや不安にさらされていると、人間に自然に備わった痛みをブロックするシステムが働きにくくなり、痛みを感じやすくなってしまいます。

少し前の調査になりますが、2003年に発表された「腰痛に関する全国調査」によると、ストレスの程度が高い人は、軽度の人に比べて1.56倍も腰痛になるリスクが高いことがわかりました。
また、同じ調査で気分がふさぐ「抑うつ傾向」についても、傾向が低い人に比べ、高い人は1.41倍腰痛のリスクが高くなっていました。

痛みが発生するのは体のいろいろな場所ですが、痛みを感じているのは「脳」です。したがって痛みをどう受け止めるかも重要な要素。
痛みに対する恐怖で体を動かさなくなったり、痛みのことばかり考え、良くならないのではないかとマイナス思考に陥ったりすることは、腰痛を悪化させてしまいます。

原因不明の腰痛には、考え方の偏りを正すことも大切。
実際、医師の指導のもとに、痛みに対する偏った考え方や受け取り方(認知)を修正していく心理療法=「認知行動療法」といった治療法も、医療の現場で使われ成果をあげています。

「もう○○しかない」は「まだ○○もある」に、「きっとできない」は「できたらすごい」に。日常生活でネガティブに考えている自分に気づいたら、一つひとつポジティブに言い換えることを習慣にしてみましょう。

ストレス腰痛の改善に。今日から楽しめる7つのこと

原因不明の腰痛と診断されたら、ラッキーと考えよう

医療機関で検査を受けたけれど、異常は見つからなかった・・・ならば生死に関わる重篤な疾患ではないということ。
「原因不明だなんて、困った・・・」と落ち込むのではなく「重い病気じゃなくて、良かった!」とポジティブに考えてみましょう。

もちろん、長引く腰の痛みは、仕事にも日常生活にも深刻な支障をもたらしてしまいます。だからといって暗い気分で部屋にひきこもっていては、どんどん負のスパイラルにはまってしまうかもしれません。

つらいときこそポジティブに考えることを忘れずに。まずは上に挙げた対策をどれかひとつでも試してみませんか?

背中痛・腰痛の出どころに効きます 雲仙錠のブランドページへ

背中痛・腰痛の出どころに効きます 雲仙錠のブランドページへ

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE

ガマンできない腰痛に
「雲仙錠」無料サンプル