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夜更かしニキビは熟睡で防ぐ!健やか肌を育む睡眠術

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残業や飲み会で遅くなる日が続くと、きまって出てくる吹き出物・・・それは睡眠不足が原因の「夜更かしニキビ」。

眠る時間が少なすぎたり、長く眠っていても眠りが浅かったりすると、その影響がニキビとなって肌に表れることがあります。疲れているうえにニキビを見つけたりしたら、げっそりしてしまいますよね。

今回は、「なぜ夜更かしするとニキビができるのか」を分かりやすく解説しながら、「夜更かしニキビをつくらない睡眠のコツ」もご紹介していきましょう。

夜更かしするとニキビができる理由

しっかり眠った朝は肌の色つやもメイクのノリもいいのに、反対に少ししか眠れなかった朝は肌がガサガサしたり、メイクのノリが悪いと感じたことはありませんか?
それは気のせいではなく、実際に睡眠不足が肌に悪影響を与えているから。そのまま放っておくと、夜更かしニキビに発展してしまうかも・・・。

夜更かしがあなたの肌に与える影響のメカニズムを知って、早めに対処することが大切です。まず具体的に、肌がダメージを受ける3つの理由をご紹介していきます。

1. 体内時計が乱れてしまう

「毎日睡眠は決まって4~5時間」という人と、「夜更かししたらたまにたっぷり寝て、睡眠不足をカバーする」という人がいたら、夜更かしニキビができやすいのはどちらでしょうか。実は後者のほうが夜更かしニキビができやすい生活と言えます。その理由は、体内時計が乱れるから。

たしかに4~5時間では睡眠不足のように思えますが、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きるという規則性があれば、体内時計が乱れることはありません。それよりも体内時計を簡単に乱すのは、夜更かしと寝だめが混在する不規則な生活のほう。夜更かしニキビを避けるには、寝ていた時間の長さよりも規則性の方が大切です。

私たちの身体にある体内時計は、自律神経の働きを調整する役目も持っています。日中は交感神経が優位で、活動的になっていますが、夜には副交感神経が優位になって、身体をリラックスさせ休息します。
ところが体内時計が乱れると、夜になってもこのスイッチがうまく切り替わらず、交感神経が優位な状態が長く続いてしまいます。すると交感神経の男性ホルモン分泌を促進する作用によって、男性ホルモンの量が増えてきます。
男性ホルモンは皮脂の分泌を増やしたり、角質を厚くするはたらきがあるため、皮脂が毛穴に詰まってニキビができやすくなってしまうのです。

2. 血液やリンパの流れが悪くなってしまう

夜更かしをした次の朝、目の下にクマを発見したことはありませんか?これは、肌の血液循環が明らかに悪くなっている証拠。
前述のように、不規則な睡眠は体内時計を狂わせ、自律神経を乱してしまいます。交感神経は血管を収縮させるはたらきがあるため、これが優位な状態が続くと、全身の血の巡りが滞りがちに。栄養や老廃物は血液が運んできてくれるため、血行不良の肌は栄養不足だったり、老廃物が溜まりやすく、ニキビができやすい状態といえるのです。

また、体中を流れるリンパ液は、免疫機能と不要になった老廃物などの排泄機能を果たしています。血管は心臓につながっていますが、リンパにはそうしたポンプ機能がないため、流れはとてもゆっくり。主に夜間に流れているため、睡眠時間が短いと、必然的にリンパの流れも滞りがちになります。老廃物を処理するはずのリンパの流れが滞ると、肌にも老廃物が溜まり、むくんだり、ニキビの原因になるのです。

3. ターンオーバーが遅くなってしまう

私たちの肌は、28日周期でターンオーバーを繰り返し、日々新しい細胞に置き換わっています。このはたらきに欠かせないのが、細胞分裂を促して肌の新陳代謝をさかんにする「成長ホルモン」。

ただし成長ホルモンは睡眠に連動して分泌されるため、眠らなければ分泌されません。睡眠不足で成長ホルモンが不足すると、肌のターンオーバーが順調に進まず、古い角質がいつまでも肌表面にとどまります。
そうなると、できてしまったニキビの治りが遅かったり、ニキビ跡がいつまでも残るといったニキビ悩みの原因に。また肌はくすんだりごわついたりして、毛穴も詰まりやすくなっていますから、新しいニキビもできやすいのです。

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