和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

交互にやってくる便秘と下痢は、心と体のSOS信号

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交互にやってくる便秘と下痢は、心と体のSOS信号ここ数日ウンチが出てないなと思ったら、お腹が痛くなってトイレに駆け込み、泥状の下痢便が出てやっと落ち着く・・・そんなことを繰り返していませんか?

便秘と下痢を数日置きに交互に繰り返してしまう理由のひとつに挙げられるのが、「過敏性腸症候群」です。主な原因は慢性的なストレスのせいで、腸の働きが異常を起こしてしまうこと。
詳しいメカニズムや症状の特徴、日常生活でできる対策をご紹介していきます。

過敏性腸症候群の3つのタイプ

過敏性腸症候群は、大きく3つのタイプに分けられます。ひとつは下痢型で、不安や緊張といったストレスが引き金となって激しい腹痛や下痢を引き起こします。2つめが便秘型で、ストレスにより腸がけいれん性の動きをするため、ウサギの糞のようなコロコロ便が特徴です。

そして3つめが不安定型。数日置きに下痢型と便秘型を行ったり来たりしてしまうタイプです。基本的には上に挙げた便秘型の状態で、腸のけいれんにより便が出にくく、出てもウサギの糞のようなコロコロ便が少量出る程度。
ときどきストレスが引き金となり、激しく腸が動くと詰まっていた便が排出されますが、けいれんで詰まっていたところより上の部分は水分が多いため、水っぽい下痢をともなうことがあるのです。

便秘と下痢を繰り返してしまうときの対策

過敏性腸症候群の場合は、腸の機能に問題があるわけではなく、基本的にはストレスが原因。ですからストレスとどううまく付き合っていくかが問題です。

完璧主義で何でもストイックにがんばってしまう人は、ストレスを抱え込みやすい傾向があります。100点満点でなくてはダメと考えるのではなく、70点、80点とれればOKと考えるようにしましょう。
排便に関しても気にしすぎるとストレスになることがあります。便秘のときは少しでも出たらOKと考えるなど、大らかに構えていると改善することがあります。

また日頃から腸の調子を整えていくことも大切。冷たいビールを一気飲みしたり、油っこい食事や甘いものの食べ過ぎなど、暴飲暴食していると腸に疲労がたまり、働きが弱まってしまいます。しっかり睡眠をとり、バランスよく3食を決まった時間に食べて、できるだけ体を動かすことが基本です。
一日30分ほど散歩すると、自律神経のバランスが整い、ストレス解消にもつながるため、過敏性腸症候群の人におすすめです。

お腹の不調をセルフケアするなら、手軽にできるツボ押しも取り入れてみましょう。
足にある有名なツボ「足三里(あしさんり)」は、胃腸の動きを正常なリズムに整える働きがあり、便秘、下痢の両方に効果があるといわれます。
また、背中にある「大腸兪(だいちょうゆ)」というツボは、大腸につながる交感神経の緊張をゆるめ、大腸の働きを高めてくれます。ストレスで交感神経が優位になりがちな人におすすめのツボです。

どちらもその辺りを押してみて、痛みやこりこりとしたしこり、気持ちよさを感じるところがツボ。ツボを見つけたら体の中心に向かって、ゆっくりと押してみましょう。大腸兪(だいちょうゆ)は仰向けに寝転がり、ツボにボールを当てて体重をかける押し方もおすすめです。

またビフィズス菌や乳酸菌製剤など、善玉の腸内細菌を含んだ市販の整腸剤で効果が出ることもあります。そのほかにも発酵食品やヨーグルトなど、善玉菌を外から摂り入れることは腸内環境を整えるのに役立つので、試してみると良いでしょう。
いろいろ試しても改善しない場合、また血便が出たり発熱をともなう場合などは、他の大きな病気が隠れていることもあるので、早めに医師の診察を受けましょう。

下痢を引き起こさないよう、便秘対策にも注意を

便秘と下痢を繰り返してしまう人は、便秘になっているメカニズムも、ふつうの便秘(弛緩性便秘)の人とは異なります。ですから便秘対策にも注意が必要。

有名な便秘対策に、朝一番にコップ1杯の水を飲むというものがあります。しかし過敏性腸症候群で、便秘と下痢を行ったり来たりしているタイプの人は、この対策は避けた方が無難。もともと腸の動きが強くなりすぎる傾向があるので、冷たい水を飲むことで下痢を引き起こす可能性があるからです。

同じ理由で大腸刺激性の便秘薬を使うことも避けましょう。市販薬を使いたい場合は、少し気長に便秘と付き合うつもりで、マグネシウムなどの非刺激性の下剤と、たっぷりの水分を合わせて飲むようにすると良いでしょう。

心と体のSOSに耳を傾けて

過敏性腸症候群は、腸に炎症やポリープなどの病変があるわけではありません。いわば、健康なはずの自分の体が誤作動を起こしているような状態のため、根本的な治療法もないというのが現実です。できることとしては整腸剤を飲んだり、不快な症状を和らげる対症療法が中心に。

便秘と下痢は、心と体のSOS信号です。少し立ち止まってその情報に耳を傾け、心と体が欲するものを手当してあげましょう。運動不足だと思うなら運動を、睡眠不足だと思うなら睡眠を、暴飲暴食しているなと思うなら規則正しくバランスのとれた食事を。

ただしストイックなあなたは、これらも完璧を目指してしまうかもしれませんね。それもまた、心の負担になることも。肩の力を抜き、できる範囲で行なうことが、過敏性腸症候群と付き合う一番のコツ。がんばりすぎないよう、少し心をゆるめつつ、お腹の不調改善に取り組んでみましょう。

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