和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

便秘の何がつらい?症状でわかる、私の便秘の処方箋

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE

「ウンチが硬くて毎回のトイレが苦行・・・」「少ししか出なくて、残便感でつらい」「私はお腹が張って苦しい」・・・便秘に悩む人は多いですが、その症状は人により千差万別です。

このコラムでは、便秘の症状別に考えられる原因を明らかにしつつ、症状改善に役立つ方法をご紹介します。また、あわせて病院へ行くべき症状についても解説していきます。

違いを無視してやみくもに便秘対策を行うと、症状によってはかえって逆効果になることも。それを避けるには、まず自分の便秘とじっくり向き合うことが欠かせません。

「腸がぜんぜん動いてないかも」「ガスがたまってる」・・・お腹のなかの様子が何となく想像できたら、あとは適切な対策をとるだけ。
「じっくり観察」→「きちんと対策」、そして「すっきり快便生活」を目指していきましょう。

本記事の監修薬剤師

監修薬剤師 植田昌男

氏名:植田 昌男
経歴:近畿大学薬学部薬学科卒業 薬剤師免許取得(平成7年)
社歴:平成19年6月 入社

便秘の症状別、原因と対策

ウンチが硬くて排便が困難なとき

腸の働きに問題があって起きる「機能性便秘」の代表的な症状で、「弛緩性便秘」の可能性があります。これは筋力のない高齢者や女性に多いタイプの便秘で、大腸が弛緩して動きが弱まることにより起こるもの。

便を肛門の方へ運ぶのに時間がかかってしまうため、その間に便から水分が吸収されすぎて硬くなります。すると毎回の排便が困難になり、痛みやストレスを感じてしまうのです。

この場合は、朝一番にコップ一杯の水を飲む、体をひねるストレッチをするなどして、積極的に腸を刺激するようにしましょう。ヨガやウォーキングなどの運動を取り入れ、筋力の低下を防ぐのもおすすめです。

てがるにはじめる、8つの便秘改善体操とヨガの3ポーズ

腹痛や腹部膨満感があるとき

腹部の不快感や膨満感は、腸内にたまったガスが原因になっていることが考えられます。
長いあいだ便が腸内にとどまると、古い便をエサにして悪玉菌が増え、さかんに有害物質を放出します。臭いオナラのもとになるガスもその一例。
気体であるガスは軽いためなかなか排出されず、腸の曲がり角などに滞留することが多くなります。すると腹部を圧迫し、つらい不快感や膨満感につながるのです。

この場合は、少数派になってしまった腸内の善玉菌に加勢するために、発酵食品を意識して多く摂りましょう。また、うつ伏せで寝転び、腹部を適度に圧迫したり、そのままゴロゴロと左右に転がる体操もおすすめ。ガスだまりにあったガスが移動し、体外に排出されやすくなります。

ただしガスによる不快感ではなく、腹痛が続いている場合は要注意。慢性腹痛の原因としては、ストレスなど心因性のものの他、胃がん、膵臓がん、結腸がん、卵巣がんなど悪性腫瘍の可能性も考えられます。ガスが出てもスッキリできない場合は、これらの可能性も疑ってみましょう。

便を出しても残便感があり、すっきりしないとき

便が出ていないわけではないけれど、毎回少ししか出ない。出しても便が残っている感じがして、すっきりできない・・・この場合は、直腸(肛門の直前部分の腸)に便がとどまって、うまく排出できなくなっている「直腸性便秘」の可能性が。
弛緩性便秘とは異なり、便は肛門の方まで降りてきているので、より問題となるのはトイレでの出し方です。

トイレではロダンの彫刻「考える人」のように、少し前かがみになってみましょう。肛門と直腸の角度が広がり、便が出しやすくなります。
自分で手軽にできるトレーニングとして、「肛門を5秒締めて、5秒ゆるめる」を1日に10回程度くりかえすのもオススメ。
また、便意を感じてもトイレを我慢することが重なると、直腸性便秘の原因になるので注意しましょう。

ウンチがウサギの糞のような粒状

やっとウンチが出たと思ったら、まるでウサギの糞のようなコロコロ便。これはストレス等により自律神経がバランスを崩すことで起こる「けいれん性便秘(ストレス性便秘)」の典型的な症状です。
その他に、便秘と下痢を交互に繰り返してしまうといった症状も見られ、更年期でホルモンバランスが乱れることも原因のひとつと考えられています。

これらに心当たりがある場合は、大腸刺激性の便秘薬は使用を控えましょう。腸に刺激を与えすぎてしまう可能性があります。できる対策としては、自律神経を整え、できるだけストレスを軽減・解消すること。

自分が心から楽しめる趣味を持つ、スポーツで体を動かす、気のおけない友人と食事をするといった、自分なりのストレス解消法を持っておきましょう。
また、寝る直前にブルーライトなどの強い光を目に入れないようにする、胃を空にしておくなどの小さな心がけも、自律神経を整えることに役立ちます。

ウンチがひょろひょろと細い

細いウンチは、ダイエットなどでそもそも食べる量が少ないことが考えられます。食物繊維の量が少ないと、大腸がじゅうぶん刺激されず、動きが鈍って便秘の原因に。
この場合は食物繊維も意識しつつ、しっかりと食事をとるようにしましょう。

ただし、今までは普通だったのに最近急に細くなった場合は、大腸にがんやポリープなどができていて通り道が狭まっている可能性も考えられます。その場合は一度病院を受診し、検査を受けることをおすすめします。

ウンチに血がついている

硬いウンチを無理に出すことで肛門が切れ、ウンチに血がつくことがあります。この場合は便を柔らかくすることで改善できることが多いでしょう。

便を柔らかくするには、まず水分が不足しないよう、1日1.5~2リットルを目安にしっかりと摂ること。便を柔らかくしてつるんと出しやすくしてくれる水溶性の食物繊維もポイントです。海藻類やライ麦、ドライフルーツなどに多く含まれるので、意識して摂るようにすると良いでしょう。
他にオリゴ糖やオリーブオイルも、便を出しやすくするのに役立ちます。

ただし便が出しにくいわけではないのに血が混じっている場合は、大腸ガンやポリープ、炎症などが原因で、大腸から出血している可能性も考えられます。
この場合はできるだけ早く医療機関で診断を受け、必要に応じて治療をするようにしましょう。

便秘対策は症状に合わせて

ひとくちに便秘といっても、どんな症状がつらくて悩んでいるのかは人それぞれ。
便秘症状の改善には、自分の便秘をよく観察し、それに合わせた対策をとることが欠かせません。

「自分の便秘はこのタイプかもしれない!」と気付いたら、さっそく原因とおぼしき生活習慣を改めるなどの対策を。
便秘が改善されれば、それが原因で出ている他の症状――たとえば肌荒れや食欲不振など――もきっと自然に良くなってくるはずですよ。

おなかを温めて治す、便秘薬 十方便秘薬のブランドページへ

おなかを温めて治す、便秘薬 十方便秘薬のブランドページへ

  • Twitter
  • facebook
  • googleplus
  • LINE

便秘のなやみに寄り添うお薬