和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

知っていますか、便秘薬の種類。自分に合う薬の選び方

つらい便秘、すぐになんとかしたい・・・そんなとき、頼りになるのが便秘薬。でも、薬局で目についたものを適当に買っていませんか?
一口に便秘薬と言っても、さまざまな種類があります。そして、同じように便秘にも、その原因や症状の出方の違いから、さまざまな種類があるのです。

もしもあなたが、「便秘薬を飲むとお腹が痛くなる」「出るのは出るんだけど、すっきりしない」「便秘薬が効かない・・・」そんな悩みを抱えているのなら、自分に合っていない便秘薬を選んでしまっているのかもしれません。

まずは便秘薬の種類ごとにその特徴や、長所と短所を知ることが大切。自分の便秘のタイプにピタリと合った、ベストマッチを選べるようになりましょう。

便秘薬の種類と、その主な成分や特徴

便秘薬の種類と、主な成分・効能・メリットとデメリット
表1:便秘薬種類
種類 主な成分 効能 メリット デメリット
刺激性下剤 センノシド、センナ、ダイオウ末、ビサコジル、フェノバリン、ピコスルファート、アロエなど 腸を直接刺激してぜんどう運動を引き起こし、便を排出
  • 効き目が実感しやすい
  • お腹が痛くなることがある
  • 効き目が現れるタイミングが分かりにくいことがある
  • 妊娠中は飲めない
  • 使い続けることで習慣化するリスク
機械的下剤
(非刺激性下剤)
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなど 腸に水分を集めることで便を柔らかくし、排出しやすくする
  • お腹が痛くなりにくい
  • クセになりにくい
  • 効き目が出るまで時間がかかることがある
  • 心臓や腎臓に持病のある人は服用に注意が必要
座薬 炭酸水素ナトリウムなど 炭酸ガスが結腸や直腸に直接作用し、便を排出
  • 即効性がある
  • 副作用が比較的少なく、12歳以上の小児でも使えるものもある
  • 使用後におならが出やすくなる
  • お腹が痛くなったり不快感が出ることがある
  • 使い続けることで習慣化するリスク
浣腸 グリセリンなど 直腸の粘膜に直接刺激を与え、ぜんどう運動を促す。また便を柔らかくし、滑りを良くして排出しやすくする
  • 即効性がある
  • 赤ちゃんや幼児に使えるものもある
  • お腹が痛くなりやすい
  • 使い続けることで習慣化するリスク

薬局でよく見かける、最もポピュラーな便秘薬が刺激性便秘薬。漢方薬などであっても、腸を刺激する成分が入っていればこの種類に分類されます。手に入りやすく、服用が簡単で効果も実感しやすいのが特徴です。

ただし、作用の強さによってはお腹が痛くなりやすく、効き目が現れるタイミングを誤ることがあるのが難点。夜飲むと翌朝効き目が現れることが多いものの、ときに出勤に間に合わず、移動中や仕事中に効き目が現れてしまうことも。

さらに知っておきたいことは、腸に刺激を与える成分は、服用し続けることで慣れてしまうリスクがあること。連続して服用し続けると、服用量を増やさないと効かなくなってくることも。
あくまでも食事と運動、生活習慣など根本的な便秘対策をしたうえで、スポット的に使うことが大切です。

最近話題なのが、腸に刺激を与えない機械的下剤。酸化マグネシウムを主成分としており、便を柔らかくして排出しやすくしてくれます。副作用や習慣化のリスクが比較的少ないとされており、お腹が痛くなりにくいのも魅力的。
ただ、飲んですぐ効果が現れるわけではなく、人によっては効果を実感するまで数日かかることも。便がカチコチになって詰まってしまっているなど、できるだけ早く何とかしたい便秘には向かないといえます。

座薬や浣腸は、おしりに直接使う薬ということで、心理的に抵抗がある人も多いかもしれません。

この2種類は腸に直接作用するため、すぐに効き目が現れ、その効き目も強いのが特徴です。使って数分~30分程度で効果が現れるため、仕事中は避けるなどタイミングを自分でコントロールできる点もメリット。

ただし、腸に刺激を与えている点では刺激性便秘薬と同じです。簡単に出せるからといって使い続けると、腸が刺激に慣れてしまい、習慣化するリスクが。旅行中など便秘の原因がはっきりしていて、今すぐ効果を得たいときなど、ここぞというときに使うようにしましょう。

あなたの便秘、合う薬の種類は?

さて、便秘薬の種類が分かったところで、次はあなたの便秘のタイプについて見ていきましょう。

便秘の種類と、主な原因・なりやすい人のタイプ
表2:便秘種類
種類 主な原因・メカニズム なりやすい人
弛緩性便秘 腸のぜんどう運動が弱いために便を押し出すことができない
  • 筋力の少ない女性や高齢者
  • 運動不足の人
直腸性便秘 直腸に便が溜まっているのに反応できず、便意を感じにくくなっている
  • 忙しくてなかなかトイレに行けない人
  • トイレを我慢してしまう人
けいれん性便秘 精神的なストレスなどが原因で、腸のぜんどう運動が強くなりすぎ、腸が狭まることで便が詰まりやすくなる
  • ストレスの多い人
  • 睡眠不足など、生活のリズムに乱れがある人
食事性便秘 食事全体の量や食物繊維の量が不足しているために腸の動きが鈍り、便が固くなってしまう
  • ダイエットしている人
  • 小食な人
  • 食事が偏っている人
器質性便秘 腸や肛門の疾患や、形の異常などが原因で起こる便秘

日本人に最も多いと言われるのが、腸の動きが鈍くなってしまっている「弛緩性便秘」。この場合はどの種類の便秘薬でも有効です。
直腸に便が渋滞して固まってしまっている直腸性便秘の場合は、まずは刺激性下剤か、座薬・浣腸などで一度症状を緩和することをおすすめします。それから非刺激性の機械的下剤に切り替え、水分をたっぷり摂る、便意を感じたらすぐにトイレに行くなどの対策と併用すると良いでしょう。

けいれん性の便秘については、腸が過敏になっている状態なので刺激性便秘薬の使用はNG。市販薬などを使いたい場合は、整腸剤や乳酸菌サプリなどを試してみると良いでしょう。日頃からストレスを貯めこまないように、軽く体を動かしたり、楽しんで取り組める趣味を見つけるのもおすすめです。

食事性便秘は、ダイエットや少食などで食事の量が少なすぎるとなりやすい便秘。コロコロとした硬い便や、お腹が張るなどの症状があります。この場合は、出る便自体の量が不足しているため、便秘薬はあまり意味がありません。バランスの取れた食事を、ある程度の量しっかり摂るようにしましょう。繊維質やヨーグルトなど腸に良い菌類に配慮することも、改善に役立つでしょう。

器質性便秘は、腫瘍や炎症など病気が原因で起こっている便秘のこと。重大な病気が隠れている可能性もあり、市販薬では対応できません。吐き気や激しい腹痛、血便などの症状が現れたら、すみやかに医師の診察と治療を受けましょう。

症状に合わせて上手に使いこなそう

便秘薬のなかでも手軽に手に入り、簡単に飲めることでポピュラーな存在になっている刺激性便秘薬。ですがお腹が痛くなったり、常用すると体が成分に慣れ、効き目が鈍るなどのリスクもあります。

薬を飲めば出るからと頼りきりになるのはおすすめできません。日頃から食事や運動などの便秘対策を行い、自力での排便を心がけることと、どうしても出ないときに適した薬を適量使うという意識が大切です。

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