和漢コラムニキビの治し方COLUMN

繰り返すニキビの改善に、漢方がじっくり効いていく理由

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「同じものを食べてもあの子の肌はスベスベで、私にはニキビができるのはなぜ?」

理不尽だけれど、こんなことって起こりがちですよね。
洗顔、食事、睡眠・・・ニキビには人一倍気をつけているはずなのに、繰り返しできてしまうニキビ。それは、人それぞれに異なる体の内側の事情が原因になっているのかもしれません。

体の内側の不調がニキビという形になって出やすい人は、日々のスキンケアだけでは、なかなか改善が難しいこともあります。そこで試してみたいのが、漢方の力を借りること。

漢方薬は体の悩みに局所的に効くのではなく、血流や水分の流れなどを通じて体全体の問題にアプローチしていきます。その結果、人が本来持っている自然治癒力を引き出してくれるのです。

内側の問題には、内側から対処を。漢方の扉を少し開いて、なかを覗いてみませんか?
あなたの悩みを解決する、鍵になってくれるかもしれません。

ニキビに効く自然由来の薬効成分(=生薬)の種類

まずは漢方薬と生薬の違いについて、ざっくり押さえておきましょう。

植物や動物、鉱物など、自然界に存在する材料に、天日干しや加熱など、加工を施したものが生薬です。漢方薬というのは、これらの生薬を一定の割合で配合して作った薬のこと。
自然由来の成分なので、食前に飲んでも胃を荒らすことが少ないのがメリットです(なかには胃を荒らしてしまう成分もあります)。

ニキビ・吹き出物、肌荒れに薬理作用があるといわれる生薬には、次のようなものがあります。

  • キキョウ:キキョウの根を乾燥した生薬。皮膚の炎症を鎮め、膿(うみ)の排出を助ける働きがある。
  • ダイオウ:タデ科のダイオウ属植物の根。化膿性疾患(かのうせいしっかん)に効果がある。
  • ヨクイニン:ハトムギの種子。イボとりの薬として有名だが、膿を体外に排出する作用も。
  • レンギョウ:レンギョウの果実。皮膚の化膿性疾患に効果があるとされ、解毒作用(げどくさよう)も併せ持つ。
  • サンキライ:ユリ科のツル性落葉低木の根茎。繰り返しできる皮膚の化膿性疾患や慢性の皮膚疾患を改善する。
  • ニンドウ:スイカズラの茎葉。排膿作用(はいのうさよう)だけではなく、解毒作用も併せ持つ。

さまざまな植物の根や種、果実などに、それぞれニキビ・吹き出物治療に働きかける作用があることがわかります。これらを一種類ではなく複数配合して作られた漢方薬は、よりさまざまな肌トラブルの改善に役立ちます。

体の内側からニキビができてしまう仕組み

ニキビの発生に深く関わるホルモンバランス。
私たちの体のあちこちで作られ、体がうまく機能するよう日夜働いているホルモンですが、この分泌バランスが乱れると、肌の角質が厚くなったり、皮脂分泌が活発になりすぎ、途端にニキビができやすくなってしまいます。

ホルモンバランスは、大人ならストレスや生活リズムの変化などであっという間に乱れますし、思春期なら成長の過程で分泌量が急激に変化することで不安定に揺らぎがちです。

これらはいくら生活に気をつけていても限界があり、とくに思春期ニキビに関しては、ある程度仕方のない現象ともいえます。
ですから、このように体の内側に原因があると考えられるニキビの場合は、治ったと思ってもまたすぐにできてしまうことが多いのです。

その場合は洗顔や保湿、塗り薬などのニキビケアをいくら頑張っても、なかなか思うようにニキビが減っていきません。
出てきたニキビをケアするばかりでは、対策は後手に回るばかり。こんな時やるべきことは、ニキビがやってくる元=体の内側からケアすることです。



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