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男ニキビの治し方、女子がやってて男子が知らない6つの対策

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男ニキビの治し方その3:紫外線を制するものは、男ニキビを制する

「夏の日焼けは、ある程度仕方がない」「日焼け止めを塗るなんて女子がやること」。そんなふうに思っているとしたら、それは大きな間違い。ニキビを治したいと思っているなら、男子だって紫外線対策は必須条件だと考えましょう。

紫外線がなぜニキビに悪いかというと、

  • 紫外線を浴びることで活性酸素が発生。それによって皮脂が酸化して、毛穴に詰まってニキビの原因となります。男子は女子よりも皮脂の分泌が多い(女性の約2倍)ので、ニキビへの影響力はさらに高いと言えます。
  • 活性酸素は肌のバリア機能も弱めてしまうので、肌の水分を奪ったりアクネ菌が繁殖しやすくなります。
  • また、紫外線を浴びることでメラニン色素が合成され、ニキビ跡がシミになる可能性もあります。

紫外線対策としては:

  • 日焼け止めをつける(男子はクレンジングの必要ないものを選ぶほうが手間が省けてよいはず)。
  • UVカットのサングラス、帽子を身につける。
  • 抗酸化力のあるビタミンを摂取する(特に、ビタミンC)。

男子は女子と違ってメイクをしない分、肌が直接に紫外線の影響を受けやすいもの。「せっかく治りかけていたニキビが海に出かけてまたひどくなった」ということにならないよう、外出する際には十分に日焼け対策を行ってください。

男ニキビの治し方その4:体の中から治すつもりで、食生活を見直そう

あなたが20代後半以上の男子なら、ニキビは外側からだけでは治らないと考えるべきです。特に、同じ場所に繰り返しできるニキビ、なかなか治らないニキビは、体の中に原因がある場合が多いのです。

たとえば、以下のような食生活に心当たりはありませんか?

  • ほとんど外食かコンビニ弁当で済ませている。
  • 野菜が嫌いだ。
  • スイーツ男子である。
  • 飲み会が多い。
  • 忙しくて、食事時間が決まっていない。

このうち2つでも当てはまるものがあれば、そのニキビの原因は食生活にあるかもしれません。

基本的に、私たちの体を形づくっている細胞一つひとつは、間違いなく自分が口にしたものから成り立っています。肌の皮膚も、外的要因はあるにせよ、基本は同じこと。
また、食品に含まれる保存料や着色料などの添加物、野菜に使われている農薬、空気中に含まれる排気ガスなど、日々さまざまな形で毒素は体の中に取り込まれています。同時に、食べ物のカスや老廃物が腸に長く留まると、それもまた有毒物質やガスを発生。それらの毒素は、便として排出されない限りは体の中に溜まっていきます。体は、溜まった毒素をなんとか排出しようと、血管を通じて毛穴から出すことがニキビ(吹き出物)につながるのです。

そんな状況から脱却するための改善策としては、

  • 緑黄色野菜と淡色野菜、両方を食べる。
  • ビタミンをしっかり摂る(とくにビタミンB群、ビタミンC)
  • お昼のメニューは、迷わず和食を選ぼう。
  • 1日3食をできるだけ決まった時間に食べる。
  • 腸内環境を見直すつもりで、食事にこだわる。

腸内環境については、男子は女子ほど便秘に悩む人は少ないようですが、便秘だけでなく腸が健康であることはニキビを治すだけでなく、体全体の健康状態も大きく左右すると言われています。ニキビを体の中から治す、というと遠回りのように感じるかもしれませんが、昔から「肌は内臓の鏡」と言われるように密接な関係があるもの。大人男子なら、根本的なニキビ解決を目指したいですね。

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