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頭皮ニキビ、やってはいけない12のこと。その原因と対策

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ふと頭に手をやったときに気づく、頭皮ニキビの痛みや膨らみ。存在に気づかずブラシで引っ掻いて出血したり、自由なヘアスタイルが楽しめなかったりと、ほんとうに頭皮ニキビは厄介な存在です。

頭皮にできてしまうニキビは、顔にできるニキビと共通点もありますが、対処法は異なります。特徴に合わせた正しいケアを行うことが、頭皮ニキビを早期解決する近道。

このコラムでは、頭皮ニキビで悩む人に多い生活習慣をチェックしつつ、頭皮ニキビの原因と対策方法をお伝えします。毎日の心がけで、ニキビや吹き出物のない健やかな頭皮をめざしましょう。

頭皮ニキビに悩む人がやってはいけない12のこと

まずは、頭皮ニキビの原因となりやすい生活習慣をチェックしてみましょう。

  • シャンプーのとき、爪を立ててゴシゴシ洗う
  • 一日2回はシャンプーしないと気が済まない
  • シャンプーを洗い流すとき、あまり時間をかけない
  • シャンプー後、髪を乾かさないで寝ることが多い
  • 汗をかいた日でも、頭を洗わないことがある
  • 枕カバーは長いあいだ洗っていない
  • 帽子をかぶることが多い
  • コンビニ弁当やスナック菓子が好き
  • 野菜はあまり食べない
  • 夜更かしすることが多い
  • ニキビができたらつぶす
  • 紫外線を浴びることが多い

頭皮ニキビができる原因には個人差があり、すべての人に当てはまる訳ではありません。けれども、頭皮ニキビができやすい人には、顔ニキビとは少し異なる原因があります。では、もう少し詳しく見ていきましょう。

頭皮ニキビには、ちゃんとした理由がある

まずは、ニキビができる原因とは何か?シンプルに説明すると「ニキビとは毛穴に皮脂が詰まっている状態」と表現することができます。これは顔や体、頭皮も同じこと。この毛穴詰まりが、炎症を起こしていなければ初期段階のニキビ、炎症を起こしている場合は進行したニキビとなります。

では、毛穴はそんなに詰まりやすいのか?顔の毛穴は細い産毛(うぶげ)が生えている程度の小さなもの。これに対して頭皮の毛穴は、太い髪の毛が生えるため顔の毛穴に比べて大きく、皮脂腺も発達しているのが特徴です。
大きな毛穴から活発に皮脂が分泌される頭皮ですが、毛穴が大きいぶん皮脂も流れ出やすく、顔の毛穴に比べると詰まりにくいのが通常です。

ところが顔よりも頭に多く、ニキビや吹き出物ができてしまうということは、なんらかの原因で頭皮がダメージを受けて、健全なターンオーバーができていない状態。皮膚のバリア機能が落ちているために、ちょっとした刺激で毛穴詰まりなどのトラブルが起こりやすくなっていると考えられます。

頭皮ニキビは髪の毛で隠れているので、進行するまで気づかないことが多いもの。さらに髪が邪魔をして塗り薬などが塗りにくいのも厄介です。そのため顔ニキビに比べ、一度できてしまうと悪化しやすかったり、治りにくいのも特徴です。

頭皮ニキビの原因とは?

頭皮がダメージを受けたり、ターンオーバーがスムーズに行われない原因とは何か?その原因を詳しく見ていきましょう。

1. シャンプーの洗い残し・洗いすぎ

シャンプーの洗い残し・洗いすぎ「洗ったつもりでも残っていた」はよくあるケース。シャンプーの洗浄成分が毛穴に詰まり、さらに皮脂や汚れと結びついて、毛穴を詰まらせる原因となります。

その一方で、洗いすぎにも要注意。必要以上に皮脂を洗い落とすと本来の皮脂バランスがくずれ、それを補おうとよけいに皮脂が分泌されて毛穴を詰まらせる原因に。皮脂には、皮膚の水分を保って細菌や外部の刺激から肌を守る役割もあるので、ある程度は必要なもの。ほどよいバランスが大切なのです。

2. シャンプー剤による刺激

比較的安価なシャンプーによく使われているラウレス硫酸、ラウリル硫酸などは洗浄力が強く、頭皮に必要な潤い成分まで洗い流してしまう可能性があります。
また、頭皮に良いと言われるアミノ酸系シャンプー剤は、洗浄力がマイルドなため、整髪料を多く使う人や皮脂分泌が活発な人には向かないこともあります。

3. 枕や整髪料の刺激

枕カバーは清潔を保っていますか?汚れやダニは頭皮に刺激を与え、ニキビの原因になります。
枕カバーを毎日洗うのは大変でも、タオルを敷いて毎日取り替えるようにすれば、清潔を保つことができます。枕自体も日に当てるなどしてダニ対策をしておきましょう。

ヘアスタイルをキープする整髪剤も、頭皮にとっては刺激です。タイプによっては落ちにくく、きちんと洗い流しているつもりでも、すすぎが足りず頭皮に残ることもあります。

4.ターンオーバーの乱れ

毛穴が詰まりやすくなる原因として、ターンオーバーの乱れも。ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わること。皮膚の一番外側にある角質細胞がはがれ落ちて、新しい細胞がつくられるのが正常な働きですが、リズムが乱れて古い細胞が毛穴に蓄積するとニキビの原因となります。

ターンオーバーが乱れる原因はさまざま。シャンプー剤の洗い残し、洗いすぎによるバリア機能の低下、頭皮の乾燥のほか、ストレスや睡眠不足、栄養バランスが崩れることも影響します。

5. ホルモンバランスの崩れ

仕事や人間関係などで過度にストレスを抱えていると、ホルモンバランスが乱れて皮脂分泌が活発化し、ニキビができやすくなることがあります。また、睡眠不足が続くこともホルモンバランスを乱す原因となり、ニキビや痛い吹き出物の一因となります。

女性の場合は、生理前にニキビができやすくなることがあります。これは、女性ホルモンのうち、皮脂分泌を促進するプロゲステロンが多く分泌されることによるもの。ある程度は仕方のないことですが、できやすくなる時期はいつも以上に、後に説明する頭皮ニキビ対策を心がけ、予防に努めましょう。

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