和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

便秘が腰痛を引き起こす理由と、すぐ試したい対処法3つ

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「最近うんちが出てないなあ」と思ったら、なんだか腰も痛い・・・。便秘だけでも気が重いのに、そこへ腰痛まで重なると、仕事も家事も、とても身が入るものではありませんね。

実は便秘を放置すると、腰の痛みにもつながってしまうことがあります。それは、お腹のなかのコンディションが悪化して、さまざまな悪さを働くせい。
また便秘と腰痛は、血行の悪さやストレスなど、重なる原因も多いのです。適切な対処を行えば、2つの悩みを並行して改善することも可能です。

このコラムでは、便秘が腰痛につながるメカニズムを解説しつつ、すぐに試せる改善方法を3つピックアップ。病気の心配がある場合の見分け方も、あわせてチェックしてください。

薬を飲む、湿布を貼るのも良いですが、原因が取り除かれなければまた繰り返してしまいます。お腹も腰も、毎日のケアで健康を取り戻していきましょう。

本記事の監修薬剤師

監修薬剤師 植田昌男

氏名:植田 昌男
経歴:近畿大学薬学部薬学科卒業 薬剤師免許取得(平成7年)
社歴:平成19年6月 入社

便秘で腰が痛くなる理由

便秘で腸に古いウンチが溜まってしまうと、さまざまな弊害が起こります。それらは腰痛を引き起こす原因になることが。

1. 悪玉菌が増え、有害物質を放出する

腸内にとどまったウンチは、悪玉菌の格好のエサ。悪玉菌たちはどんどん増えて、さかんに有害物質を放出します。これらの有害物質は腸壁から取り込まれて、血液の質を悪くしてしまいます。

血液は体じゅうの細胞に栄養や酸素を届ける大切な運搬役。有害物質を含んだ血液が全身をめぐれば、腰の筋肉細胞にも悪影響が出ることがあります。通常なら体を休めれば排出されていく疲労物質や痛み物質が、うまく排出できず溜まってしまい、痛みが生じることもあるのです。

2. 神経を圧迫する

頑固な慢性便秘の場合、大量のウンチが腸に溜まっていることがあります。また、悪玉菌や悪玉に傾いた日和見菌(ひよりみきん)がガスを放出するので、ガスだまりができることも。
腸管に異常に圧力が加わると、腸は助けを求めて脳にSOS信号を送ります。信号を受け取った脳は、その周辺の筋肉に「痛め!」と命令を出します。
このとき腰と腹部は近くにあるので、腰に痛みを感じてしまうことがあります。

内臓には痛みを感じる神経が存在しないため、このようなややこしい手続きを踏まないと、私たちは内臓のトラブルを知覚することができません。そのせいで、腸の痛みと腰の痛みが混線することがあるのです。

便秘と腰痛の両方にアプローチする対策3つ

1. 腸によい菌を摂る

便秘になっていると腸内は悪玉菌が優勢になっています。便秘体操や腰痛体操、ストレッチなどをがんばっても、おなかの中から悪玉菌が有害物質をまきちらして、便秘や腰痛の原因になっていると思ったら、やる気も失せてしまいますね。

腸内環境を改善するのに手っ取り早い方法は、善玉菌を外から取り入れる方法です。ヨーグルトやチーズ、漬物や納豆、味噌や甘酒などの発酵食品を、積極的に毎日の食事に取り入れましょう。
善玉菌はなかなか生きて腸まで届かない、自分の腸に定着しないといいますが、死んだ善玉菌でも他の善玉菌のエサになるなどして、じゅうぶん腸内環境を改善する効果があることがわかっています。

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2. 有酸素運動をする

便秘も腰痛も、筋肉が衰えることで発症しやすくなります。排便するにはある程度の腹筋が必要ですし、腰痛は背筋や腰回りの筋肉が弱っていることが原因になっていることも。

これらの筋肉を鍛えるには、ウォーキングや軽いジョギングなど、自分に合った有酸素運動を取り入れましょう。ストレッチで体を伸ばしつつ、適度に体幹を鍛えてくれるヨガもおすすめ。筋肉を鍛えるだけでなく、姿勢が良くなることも腰痛予防に役立ちます。

とくに筋肉の衰えやすい高齢者や、もともと筋肉量が少ない女性は、便秘と腰痛の両方を発症しがち。意識して、ふだんから体を動かすようにしましょう。

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3. ストレスをため込まない

便秘改善にも腰痛改善にも、リラックスすることはとても役に立ちます。リラックスすると血流が良くなり、腸が活発に働くだけでなく、腰にたまった発痛物質も、血流に乗って排出しやすくなるからです。

ストレスを溜め込んでいると、心からリラックスすることができず、心臓はドキドキ、体はいつも緊張状態。自律神経のバランスが崩れて腸の動きが停滞し、血管も収縮して発痛物質も滞りがちに。
とくに便秘と腰痛の両方を起こしている人は、仙骨(背骨の一番下にある三角形の骨)の周辺の血流が悪い傾向があります。リラックスして血管をゆるめると同時に、運動や温めなどで、仙骨周りの血流を良くすることがポイントです。

何かとストレスの多い現代ですが、趣味に没頭する時間をつくる、好きなスポーツで汗を流す、ゆったりお風呂に浸かるなど、心配事を忘れて自分が楽しめる時間を持つことが大切。
ストレスが多いことを自覚しているなら、何か一つでも自分なりのストレス解消法を持っておきましょう。

病気の心配があるのはこんなとき

便秘の悩みと腰の痛みが深刻な場合、他の症状も併発している場合は、病気の可能性も疑っておく必要があります。以下でチェックしておきましょう。

子宮内膜症などの婦人科系疾患

女性の場合は、婦人科系の疾患が便秘と腰痛を引き起こすことがあります。症例が多いのが、子宮内膜症や子宮筋腫。
便秘、腰痛のほかに月経時の痛みがひどい、月経の出血量が多い、性交時に痛みがあるなどの症状もあれば、婦人科を受診して検査してもらいましょう。

椎間板ヘルニア

背骨を構成する骨と骨の間にある、椎間板とよばれる軟骨。普段はクッションの役割を果たしていますが、老化や激しい運動などで外に飛び出し、神経を圧迫することがあります。これが椎間板ヘルニア。
腰や背中が痛んだりするほか、尿が出にくくなったり、便秘になることも。
このような症状に心当たりがある場合は、早めに整形外科などの専門医を受診しましょう。

尿路結石

腎臓から尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができることを、まとめて尿路結石といいます。結石がどこかに引っかかり、周りの神経を刺激することで、激しい腹痛や腰痛を引き起こします。
急に腰が激しく痛むため、便秘から下痢になったときの腹痛や、ぎっくり腰と間違えることも。
右側か左側、どちらか片側だけが痛い、背中側が痛い、尿が出ない、血尿などに該当する場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

大腸がん

大腸がんは、大腸の粘膜にできるがん。腫瘍によって便の通りが悪くなるため、便秘や腹痛を引き起こしやすくなります。
最近便が細くなった、便秘以外に下痢の症状もある、便に血が混じるなどの症状があれば、なるべく早く医師の診察を受けてください。

「食べて出す」は生命活動の根幹

体に必要なものを吸収し、不要なものを出す・・・消化・排泄は生命活動の根幹です。ここが不健康な状態になっていると、ニキビや吹き出物、肩こりや腰痛など、体のいたるところで不具合が発生することに。

今回は便秘と腰痛、2つに悩まされている人のため、両方の改善に役立ちつつ、手軽に取り組める方法を3つご紹介しました。
毎日欠かさずやらなくちゃ!と気負いすぎると、それもまたストレスになります。1日1つ、気が向いたときで良いので、腸に良いことを重ねていきましょう。

毎朝トイレで「うん、今日も良い調子!」と思えるようになる頃には、腰の痛みも不思議と気にならなくなっているかもしれません。

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