和漢コラム膀胱炎の改善にCOLUMN

尿を出すと痛い!つらい排尿痛、原因と対処法を詳しく解説

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トイレに行くたび、ツーンとしみるような痛み・・・
排尿すると決まってやってくるあの痛みのことを思うと、トイレに行くのが怖くなってしまいますね。なかには、ついつい水分を摂らないようにしてしまう、という人もいるかもしれません。

尿を出すたび我慢しなくてはならないつらい痛み、「排尿痛」。このコラムでは、男女で異なる原因と対処法について、詳しくご説明していきます。

排尿の痛みがなくなれば、安心してゴクゴクと水分を摂ることができます。
体に必要なものはしっかり摂り入れ、不要なものは尿と一緒にどんどん出してすっきりと。カラダが喜ぶスムーズな循環を取り戻していきましょう!

男女で異なる排尿痛の原因

尿を出すときや出した後に、ツーンとしみるような痛みや灼熱感を感じたら、それが排尿痛です。
原因を探る手がかりは、性別と痛むタイミング。あなたが男性なのか女性なのか、また痛みの出るタイミングや症状によって、その原因は異なります。

1. 男性の排尿痛:原因と対策

尿の出はじめに痛む

あなたが男性なら、可能性の高い原因として尿道炎が挙げられます。尿道炎とは、尿道が細菌に感染し、炎症を起こした状態のこと。

原因菌は、大腸菌や淋菌、クラミジア菌が多いですが、複数の菌に同時に感染していることもあります。風邪やストレスなどで免疫が低下することで発症することもありますが、淋菌やクラミジア菌は性交渉で感染します。
特徴は排尿痛のほか、残尿感や頻尿、排尿困難などの症状が出ること。また原因菌が淋菌の場合、他の菌に比べて排尿痛が強いほか、膿(うみ)が出ることがあります。

これらの場合は、抗生剤の内服や点滴などで原因菌を殺菌し治療します。
淋菌やクラミジア菌などに心当たりがある場合は、必ずパートナーも一緒に専門医を受診するようにしましょう。

排尿が終る頃に痛む

尿道の奥の方を取り囲むようにしている前立腺が炎症を起こすと、前立腺炎になります。前立腺炎には、細菌が原因となる細菌性のものと、細菌が原因ではない非細菌性のものがあり、非細菌性の場合には長時間の座位などが影響して発症することがあります。
排尿の終わり頃に痛む、発熱、頻尿や下腹部の不快感などが主な症状ですが、炎症の状態によっては排尿の終わり頃以外に痛むこともあるようです。放っておくと慢性前立腺炎になってしまうこともあるので注意しましょう。

また、尿道や前立腺の炎症が悪化すると、女性に比べると数は少ないものの、男性でも膀胱炎になることがあります。膀胱炎になると、排尿が終る頃にツーンとしみるような痛みがあります。
男性の膀胱炎では、結石など他の病気が影響していることも多いため、泌尿器科できちんと検査してもらうことをおすすめします。

排尿している間ずっと痛む

可能性としては、尿道狭窄症、尿道結石などが考えられます。
尿道狭窄症は主に男性に起こる症状で、外傷や炎症、手術や検査でカテーテルを通した影響などで尿道が狭まってしまった状態。尿が出にくくなり、痛みのほか残尿感や頻尿といった症状も伴います。重度の場合は手術が必要となることも。原因に心当たりがあれば、泌尿器科を受診してください。

それ以外では、尿道にある結石が、尿が排出される際に周囲を傷つけ、痛みを引き起こしている可能性が考えられます。結石の位置によって、痛むタイミングや痛む場所も変わることがあるのが特徴で、背中やそけい部、脇腹、下腹部などに痛みが出ることが多いようです。
結石の位置によって急に激痛に変わることもあるため、このような痛みに気付いたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

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