和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

便秘改善に。心地よいマッサージ7選

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便秘が何日も続いてトイレでもスッキリしない。お腹に詰まっている感じがはっきりわかる。まるで一日中便意との面談時間になってしまっている・・・。

便秘の原因はさまざまですが、つまりは腸に便が詰まって停滞している状態。食事や運動などの便秘改善法も試したけれどいまひとつしっくりこないというなら、お腹周りのマッサージにトライしてみては?もみやゆらしでお腹に刺激を与えたり血行を良くすることで、詰まっている便を健康的に動かしていくとてもシンプルな方法です。

気が向いたときに、かんたんに心地よくできるお腹周りのマッサージ7選をご紹介します。

便秘改善に直結する、お腹周りのマッサージ7選

便秘になるとどうしてお腹が張るのでしょう。排泄されているはずの物が腸に溜まっているからです。しかもいったん溜まってしまった便は、水分がさらに吸収されて凝り固まり、ますます自然な排泄がしにくくなります。これをなんとかするためにやってみるべき方法がお腹周りのマッサージです。

腸に便が溜まる理由のひとつは、腸の動きが鈍くなっていること。お腹周りのマッサージは、どんより動きの悪い腸に直接刺激を与えて本来の健康で自然な動きを促すことができるのです。同時に腹部の血行も良くなって、腸の元気も戻ってきます。

便が滞留している場所や便秘の症状によってマッサージ方法は違います。適切な方法を選んで、体調と相談しながら、無理のないように行いましょう。

・「の」の字が基本。円運動で腸を動かす

手のひらでおへその周りに「の」の字を描くような円運動でお腹をさすります。お腹を温めて血行が良くなり、腸の活動を促します。

  1. 仰向けになって両膝を立てる
  2. 腰の下に薄めのクッション(5~10cm程度)などを置く
  3. 手の指を閉じ、おへその周辺にあてる
  4. 軽く押さえながらおへその下からゆっくりとなぜるように「の」の字を描く
  5. おへそやおへその下を押える(便が腸の中を動くイメージで)
  6. 腸に硬い部分があれば、そこに便が溜まっているので念入りにもみほぐす
  7. これを10~30回程度繰り返す

・「の」の字を応用。S字結腸を動かす

S字結腸とは大腸の最終位置と肛門をつなぐ部分です。S字型のため便が詰まりやすいので、ここをマッサージでゆらして滞っている便を動かします。お腹の左下から肛門に向けて溜まっている便を送り出すイメージです。

  1. 仰向けになって両膝を立てる
  2. 腰の下に薄めのクッション(5~10cm程度)などを置く
  3. 左腹部に左手の指をあてる
  4. 右手は左手に軽く添える
  5. あてた手を腹部左から下腹部にゆっくりとおろす
  6. その間20回程お腹を押しながら動かす
  7. 硬い感覚が見つかったら、痛くない程度に指で押さえて左右にゆらゆらゆらす
  8. 手が足の付け根まで届いたら1セット

・腰をすりすり血行促進

腸が冷えると血行が悪くなって動きが鈍くなるために便秘状態に。ということは、腰のあたりから腸を温めて血行をよくすれば、自然に便秘が改善される可能性があるのです。方法は次のようにごく簡単なもの。

  1. 両手のひらと指で、腰を包み込むようにする
  2. そのまま背中を上下にさすって温める

・お尻トントン排便促進

両足のかかとでお尻周りを刺激して便意・排便を促します。

  1. うつ伏せになる
  2. 両膝を曲げて軽く持ち上げる
  3. 両足のかかとでお尻を交互にトントン叩く

・お腹の張りをガス出しで

便秘になると、腸には便とともにガスも溜まりやすくなっています。お腹が張って辛い時は、このマッサージでガスを移動させましょう。

  1. 仰向けに寝る
  2. 腰の下に薄めのクッション(5~10cm程度)などを置く
  3. 両膝を曲げて立てる
  4. お腹の右下に手をあてる
  5. 右下にあてた手を右上→左上→左下→下腹部中央へと大きく「の」の字を描いて動かす
  6. 右下、右上、左上、左下、中央の各ポイントで動きを止めて、息を吐きながらゆっくりお腹を押す

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