和漢コラム便秘の解消にCOLUMN

便秘と頭痛の意外なつながり。知れば対処法も見えてくる

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がんこな便秘に悩まされ、スッキリしない毎日。そのうえ頭痛持ちで、頭の痛みとも戦わなくてはならないとくれば、誰でもげっそりしてしまいますね。

実は便秘と頭痛には、深いつながりが。原因に心当たりがないのに繰り返し起こる頭痛は、がんこな便秘からきている可能性もあるのです。

このコラムでは、便秘と頭痛がどのようにつながり合っているかを解説。それが分かれば、2つの不調から解放されるためにするべきことが見えてきます。お腹と頭を効率よくケアし、快適な毎日を手に入れる方法を探っていきましょう。

自律神経の乱れは、便秘も頭痛も引き起こす

便秘も頭痛も、自律神経が乱れると起こりやすくなります。
自律神経とは、体をアクティブモードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経の2つから成り立つ神経のこと。この2つが環境に応じて優位と劣位を入れ替えながら、内臓の動きや血流など、体の機能を制御するのが自律神経の仕事です。

ところがストレスなどで交感神経が優位になりすぎていると、体がリラックスモードになることができません。腸はリラックスモードでよく働くため、腸の動きが悪くなり、便秘になってしまうことも。

また、頭痛の7~8割を占める「緊張型頭痛」は、首や肩のこりが大きな原因のひとつ。これは交感神経が優位になりすぎているときに起こりやすいと言われています。
そして頭痛の3割を占める「片頭痛」は、優位になりすぎていた交感神経がゆるんだときに、反動で副交感神経が優位になりすぎることが一因と言われています。どちらの頭痛も、自律神経のアンバランスが引き金です。

何かとストレスが多い現代人は、昼夜を通じて交感神経が優位になりがち。便秘も頭痛も、こうした自律神経の乱れが原因のひとつになっているために、便秘と同時に頭痛が起こることがあるのです。

その頭痛、本当の原因は腸の炎症かも

慢性的に便秘だという人の腸は、常に古い便が停滞している状態です。古い便は悪玉菌を増やしてしまう原因のひとつ。腸内が悪玉菌優勢になっていると、悪玉菌が出す有害物質が腸壁を刺激して、炎症を起こすことがあります。
炎症を起こしてむくんだ腸は、本来の力強いぜん動運動ができません。便を押し出す力が弱まると、ますます排便が困難に。慢性便秘の人の腸は、こうした悪循環にはまり込んでいる場合があります。

さらに炎症がひどくなると、腸に穴があく「リーキーガット(腸もれ)症候群」という状態に。健康な腸は、体に必要なものは取り込み、不必要なものは通さない、門番のような役割をしています。その門が炎症によって十分に機能しなくなってしまうのが、リーキーガット症候群。
こうなると人間にとって不要なものや、場合によっては害を及ぼすものが、腸壁から血液中へと漏れだしてしまいます。

血液は私たちの体じゅうをくまなく巡り、栄養や酸素を届け、老廃物を回収してくれる大切な運搬役。その運搬役がダメージを受けると、アレルギーや肌荒れなど、体じゅうあちこちで不調が表れます。
そうしたさまざまな不調のうち、頭部に表れたものが頭痛のひとつの原因と言われています。単に痛むだけでなく、脳にとって大切な栄養や酸素が十分に届けられないことで、集中できなくなったりすることも。
現代日本では自覚症状の有無にかかわらず、およそ7割の人がリーキーガットの影響を受けているという一説もあります。

便秘と関連した頭痛のケアは、自律神経を整えることから

対策としてはまず、便秘と頭痛両方に関わっていると考えられる、自律神経のケアから始めましょう。

自律神経は基本的に、昼間は交感神経が優位になって活動し、夜間は副交感神経が優位になって休息するのが理想的な形です。夜遅くまでスマホやパソコンを見ていると、画面から発せられる強いブルーライトの影響で、体は覚醒モードに。いつまでも交感神経が優位なまま、リラックスすることができません。

夜、体をしっかり休息モードにするために、守りたいことが3つあります。ひとつは寝る3時間前までに夕食を済ませること。2つめには、寝る前にパソコンやスマホは見ないようにすること。そして3つめは、寝る1時間前にお風呂に浸かり体を温めておくこと。一度しっかり体温を上げることで、寝る頃に急速に体温が下がり、質の良い睡眠を得やすくなります。

たったこれだけのことを実行するだけで、自律神経のバランスがぐんと整ってきます。きちんと脳を休めることができれば朝の目覚めも格段にスッキリし、適度にお腹も空いて朝ごはんが食べられるようになるでしょう。
朝ごはんを食べることで脳にスムーズに栄養が送られるだけでなく、胃に食べ物が入ることで腸のスイッチが入り、便秘改善にも効果が期待できるといいことづくめ。
「そんなことで」などと考えないで、2〜3日だけでもトライしてください。あれ?と思えることが起こるはずです。

腸内フローラを育てて、頭痛とサヨナラ

便秘と頭痛を改善するもうひとつのアプローチは、腸内環境の改善に真剣に取り組んでみることです。

便秘だからと大腸刺激性の便秘薬に頼ってばかりいると、便と一緒に善玉菌まで排出されてしまい、いつまでたっても腸内環境は整いません。
善玉菌を増やすことで、善玉菌が産生する腸に良い物質(乳酸や短鎖脂肪酸など)も増やすことができます。そうすると腸のコンディションが整えられ、便秘改善やリーキーガットの症状を軽減することに役立ちます。

手軽にできる腸内環境改善法としておすすめなのは、外部から善玉菌を取り入れること。最近はヨーグルトだけでなく、チョコレートやタブレットなど、さまざまな形で手軽に乳酸菌やビフィズス菌といった腸に良い菌を取り入れることができるようになってきました。こうした体に有用な微生物を「プロバイオティクス」と言います。いろいろ試して、自分に合う菌を探してみましょう。

善玉菌を取り入れたら、それを腸内で育てることを意識しましょう。もちろん食物繊維を多く摂るなど食生活のバランスを整えることが基本なのですが、今便秘で悩んでいるのなら、まずはオリゴ糖を意識的に摂取するのがコツ。
食物繊維はせっかく腸に取り込んでも、優勢になっている悪玉菌や、悪性に傾いている日和見菌(ひよりみきん)に消費されてしまい、善玉菌まで届きにくいのです。善玉菌が少数派のうちは、彼らが利用しやすいオリゴ糖を摂ることで、効率よく善玉菌を増やすことができます。

前述の「プロバイオティクス」に対して、オリゴ糖や食物繊維のように腸内に入った善玉菌を増やす効果を持つものは「プレバイオティクス」と呼ばれます。腸内に菌を補給したら終わりではなく、その後もプレバイオティクスを意識して取り入れ、善玉菌を育てることが大切です。
そのほかにも、よく噛んで食べる、意識的に水分を摂るなど、胃腸の負担を軽くする習慣も心がけたいところ。丹精込めてお花畑を育てている、そんな気持ちでお腹をケアしていきましょう。

こんな頭痛は迷わず病院へ

ただし便秘と頭痛は関係が深いとはいえ、頭痛がすべて便秘のせいとはかぎりません。痛み止めを服用しても頭痛が治まらなかったり、月に10日以上痛み止めを服用するなど、頭痛が深刻なら医師の診察を受けることをおすすめします。自分でできるセルフケアと同時に、医師による専門的な治療も行なうことで、つらい症状を効率よく改善することができます。

また、急激な痛みや発熱を伴う痛み、我慢できないほど痛みが強いなど、いつもと違うと感じた場合は迷わず病院を受診するようにしましょう。別の病気が隠れている可能性も考えられます。

繰り返す便秘と頭痛には、生活習慣の改善を

脳と腸が互いに影響しあっていることを表す「脳腸相関(のうちょうそうかん)」という言葉があります。分かりやすいのは、ストレスを感じると腸が影響を受けてお腹が痛くなったり、逆に腸が病原菌に感染すると不安感が増すといった例。最近では腸内細菌も脳に影響を及ぼすということが言われはじめ、「脳-腸-微生物相関」という言葉も聞かれるようになってきました。

便秘と頭痛、まったく違う場所で起こる不調ではありますが、自律神経や血液といった器官を通じて、互いに深い関わりを持っています。
便秘には便秘薬を飲み、頭痛には頭痛薬を飲めば、そのときの症状は緩和できるかもしれません。しかし根本的な解決にはなっていないため、生活習慣を改めないと、何度も同じ症状に悩まされることも・・・。

2つの不調の関係を知り、思い当たる原因を少しずつでも改善することが問題解決への近道です。

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