和漢コラム膀胱炎の改善にCOLUMN

膀胱炎にツボ押し。再発防止と予防におススメ8つ

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何度もトイレに行きたくなる、おしっこしたあとに痛みを感じる・・・。急性膀胱炎の症状は人によってさまざまですが、どれも不快なもの。症状が治まるまでの落ち着かない気分は、二度とくり返したくないですよね。

特に女性には、再発を防ぐ対策を日ごろから続けることをおすすめします。
というのは、急性膀胱炎の原因は、大腸菌などの細菌が膀胱内に入り込み、炎症を起こすこと。
女性は男性に比べて尿道が短く菌が膀胱に入りやすいため、発症するリスクが高いからです。

再発を防ぐセルフケアには生活習慣の見直しに加えて、ツボ押しをおすすめします。
東洋医学で伝承されてきたツボのなかには、膀胱をはじめとする泌尿器の調子を整えるのによいとされているものもたくさんあります。
このコラムでは、場所を探しやすく押しやすい8つのツボをご紹介します。
特別な道具も場所も要らないので、まず1ヵ所からでも気軽に試してみてくださいね。

膀胱炎の再発を防止するツボ

自律神経のバランスを整えて免疫力を正常化

急性膀胱炎になりやすいのは、免疫力が低下したとき。細菌の感染を防げず、膀胱で炎症を起こしやすくなるからです。

免疫力を取り戻す方法のひとつがツボ押しです。
ツボは神経や血管の近くに位置することが多いため、皮膚からの刺激で感覚神経に直接働きかけます。筋肉のこりをほぐしたり、血流を改善する効果、自律神経の乱れを正常化し、免疫力を回復させる効能があるとされています。

膀胱や腎臓などの泌尿器の機能回復をはかるツボを7つ、そして血流を改善して体全体のバランスを整えるためのツボも1つ、ご紹介します。ツボの場所は個人差がありますので、周辺を押さえてみて、気持ちがいい、響く、と感じられるところを探しあててください。押す指は、親指でも人差し指でもかまいません。

膀胱炎対策のツボの押し方と場所

まず、深呼吸してリラックスしてから、ツボに指をあて、ゆっくり息を吐きながら5秒ほど押し、息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて指の力を抜きます。1ヵ所5~10回が目安ですが、体調にあわせて調整してください。

押す力は「痛気持ちいい」と感じる強さがベストです。痛みを感じる場合はやさしくさするだけにしましょう。

お腹にあるツボ

  • 陰交(いんこう)

    場所:体の中心線上で、おへそのすぐ下
    効能:尿道炎などの泌尿器疾患、冷え性などの改善

  • 関元(かんげん)

    場所:体の中心線上で、おへそから指幅4本分下
    効能:膀胱など骨盤内にある臓器の機能回復

  • 中極(ちゅうきょく)

    場所:体の中心線上で、おへそから指幅5~6本分下
    効能:膀胱炎や夜尿症の改善

  • 水道(すいどう)

    場所:関元(おへその下指幅4本分)から、左右に指幅3本分外側
    効能:体の余分な水分を排出する機能回復、泌尿器系の症状改善

  • 帰来(きらい)

    【帰来】中極(おへそから指5~6本分下)から、左右に指3本分外側場所:中極(おへその下指幅5~6本分)から、左右に指幅3本分外側
    効能:婦人科系・膀胱のトラブル改善

背中にあるツボ

  • 膀胱兪(ぼうこうゆ)

    【膀胱兪】ウエストの最も細い部分から指2本分下、背中心から左右に指2本分外側場所:ウエストの最も細い部分から指幅2本分下、背中心から左右に指幅2本分外側
    効能:骨盤内の血行促進、膀胱疾患の症状緩和

足にあるツボ

  • 太谿(タイケイ)

    【太谿】うちくるぶしとアキレス腱の間のくぼみ場所:うちくるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
    効能:腎臓に働きかけて排尿機能を調節

  • 至陰(しいん)

    【至陰】小指の爪の根元から3~4ミリ外側場所:足の小指の爪の根元から3~4ミリ外側
    効能:血液循環を良くして体の冷えを改善

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