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生活習慣病ってどんなもの?
■生活習慣病とは?
生活習慣病という概念は、食習慣、運動習慣、喫煙・飲酒習慣など、個人での対処が可能な生活習慣要因によって発病する病気で、生活習慣病の予防は、幼少時からの適正な生活習慣の保持と、青年期から中高年期における不適性な生活習慣の是正によって行なわれます。
■生活習慣病にはどんなものがあるのでしょうか?
65歳以上の老年人口は年々増加し、ともなって生活習慣病での受療率も当然に増加しています。この対策の一つとして、生活習慣病の早期の認識と、個人の生活習慣の適正化が求められています。
■生活習慣病
食習慣、運動習慣、喫煙・飲酒習慣などが、その発症・進行に関与する次の疾病が上げられています。
2型糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器官疾患、大腸癌、高血圧症、肺偏平上皮癌、慢性気管支炎、肺気腫、アルコール性肝障害、歯周病、骨粗鬆症
■なぜ生活習慣病が増加するのでしょうか?
■食生活の変化
食習慣と関連が深いとされる疾病には次のようなものがあります。
高血圧症、高脂血症、虚血性心疾患、脳卒中、大腸癌、乳癌、胃癌、糖尿病、骨粗鬆症
エネルギーの過剰摂取は肥満をもたらし、肥満は高血圧、糖尿病、虚心性疾患など様々な疾病の大きな要因となっています。
また、食生活の変化としては穀物摂取量の減少がそのまま脂肪摂取量の増加となる傾向としてみられ、肥満から高血圧症、高脂血症、虚血性心疾患、糖尿病のリスクファクターになっています。
■運動習慣
生活習慣として運動することが減少しています。このような中で、生活習慣病の予防として、運動習慣は非常に注目をされるところで、健康的な肥満の防止も、運動習慣を中心として組み立てられるべきです。
生活習慣の適正化は、主体としては食生活の適正化と運動によるエネルギー消費の適正化に求められます。
■喫煙と飲酒
タバコは多くの有害物質を含むことから、がんや虚血性心疾患、慢性気管支炎、肺気腫などの危険因子となっています。
また、過度の飲酒は肝障害の原因となり、また、アルコール依存症は身体と精神に大きな影響をもたらします。
このような個人嗜好による健康被害こそが、まず最初に積極的に改善することが求められるところです。