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脂性肌の大人ニキビ、ビタミンB不足が原因だった!?

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毎日、洗顔や化粧水でニキビケアしているのに、大人ニキビが治らない。ビタミン不足が原因かもしれないと聞いたので、早速ビタミンCを・・・それはちょっと短絡的すぎかもしれません。ビタミンは、その種類によってお肌やニキビへの働き方が違うのです。

今回は、ニキビへの影響が大きいとされるビタミンB2、ビタミンB6をピックアップ。ビタミン不足を解消して、ニキビを改善する方法をご紹介しましょう。



ビタミンは、お肌の健康に欠かせない栄養素

ビタミンと聞いて、すぐ頭に浮かぶのはビタミンCかもしれません。しかし正式に認められているビタミンはぜんぶで13種類。いずれも健康に欠かせない栄養素です。なかでもビタミンB2とビタミンB6はニキビと深く関わっています。これらのビタミンが不足すると、お肌が皮脂過剰になる、ターンオーバーが乱れるなど、大人ニキビができやすい肌になるとされています。

ビタミンB2とビタミンB6はビタミン剤やサプリメントでも補うことができますが、ビタミンが豊富に含まれる食材を摂ることによって自然に摂取量を増やすのがおすすめです。では、ニキビを改善するために、これらのビタミンは何を食べて摂ればいいかをご紹介しましょう。

べたつくお肌にできたニキビは、ビタミンB2不足?

肌がべたつく、顔がテカる、毛穴の汚れが気になる・・・こんなことが気になる人は、脂性肌だと考えられます。そしてその脂性肌の原因は、ビタミンB2不足かもしれません。
ビタミンB2には、脂質の代謝を促して適正な皮脂の分泌を保つ働きがあります。したがってビタミンB2が不足すると、皮脂分泌のバランスが失われ、肌は脂性に傾いてニキビができやすくなってしまうといわれています。

そもそもニキビは、皮脂や角質が毛穴に詰まることからはじまり、そこにアクネ菌が増殖して炎症が起きた結果です。ということは、皮脂や角質が増える脂性肌にならなければ、ニキビは予防できるということ。そこで、脂性肌になるのを避けるためには、脂質の代謝を促進してくれるビタミンB2を欠かさないことが大切になります。

脂性肌ニキビ解消のために食べたい食品とは

脂質の代謝をよくするビタミンB2を多く含む食品と、それらの食品をどのくらい食べればいいのかをご紹介します。

1日に必要なビタミンB2の推奨摂取量は、厚生労働省によると、成人男性で1.3〜1.6mg、成人女性では1.1〜1.2mgとされています(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要から)。たとえば鶏卵100gあたりのビタミンB2含有量は1.24mgですので、鶏卵1個を約50gとするとタマゴ2個分を食べればいいということになります。

ビタミンB2を含む主な食品を次表にまとめました(文部科学省によるデータから)。

ビタミンB2の食品別含有量ピックアップ
※100gあたりの含有量(mg)
分類 食品群 含有量
文部科学省:食品データベースより
魚介類 さけ・ます類/しろさけ/めふん 6.38
肉類 豚/スモークレバー 5.17
豚/肝臓/生 3.6
牛/肝臓/生 3
鶏/肝臓/生 1.8
豚ソーセージ類/レバーソーセージ 1.42
調味料・香辛料 酵母/パン酵母、乾燥 3.72
みそ類/即席みそ/粉末タイプ 2.58
パセリ/乾 1.92
酵母/パン酵母、圧搾 1.78
パプリカ/粉 1.78
藻類 あまのり/ほしのり 2.68
あまのり/焼きのり 2.33
あまのり/味付けのり 2.31
かわのり/素干し 2.1
いわのり/素干し 2.07
乳類 チーズホエーパウダー 2.35
卵類 鶏卵/卵白/乾燥卵白 2.09
鶏卵/全卵/乾燥全卵 1.24
穀類 麦/[即席めん類]/即席中華めん/油揚げ味付け 1.67
小麦粉/プレミックス粉/天ぷら用 0.99
きのこ類 しいたけ/乾しいたけ/乾 1.4
種実類 アーモンド/乾 1.06

ところで、ビタミンB2はからだに蓄積できない栄養素ですので、ビタミンB2を含むいずれかの食品を毎日の食卓に乗せるか、サプリメントなどで摂取したいものです。
ビタミンB2は水に溶ける水溶性の栄養素なのでその損失を少なくするためには、煮る、茹でるよりも、炒める、焼く、蒸すという調理法が適していることも覚えておいてください。

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