和漢コラム膀胱炎の改善にCOLUMN
膀胱炎は市販薬で治せる?病院へ行くべき症状とは
膀胱炎で病院に行く目安は?
膀胱炎は、ごく初期の段階であれば市販薬で対応することができます。しかし初期のうちに適切な対応をとらないで悪化させてしまうと、炎症が腎臓にまで及んで腎盂腎炎(じんうじんえん)を起こすこともあるので注意が必要。
もし下記に当てはまる症状があれば、ただちに泌尿器科など専門のクリニックに行き、医師の診察を受けてください。
- 38℃以上の発熱がある
- 背中や腰に痛みがある
- 吐き気がある
- 我慢できないほど痛みが強い
- 血尿が出た
また市販薬を2〜3日飲んでも症状が改善しない場合は、細菌が原因の急性膀胱炎ではない可能性があります。この場合もただちに病院へ行き、医師の診察を受けるようにしましょう。
しっかり薬を飲みきり、予防も心掛けているのに膀胱炎を繰り返してしまう場合には、結石や膀胱がん、腫瘍など別の病気が隠れていることも考えられます。こうした病変によって尿の流れが弱まり、細菌をしっかり洗い流せなくなってしまうことで、細菌が繁殖しやすくなるのです。
「いつもの膀胱炎ね」と薬を飲んで治すのが癖になっている場合も、一度きちんと病院で検査を受けることをおすすめします。
市販薬は急性膀胱炎の初期に有効
市販薬で膀胱炎を治すことができるのは、ごく初期の段階まで。悪化する前に適切に薬を飲んで、しっかり休養をとって免疫力を高め、膀胱炎を治していきましょう。
繰り返してしまう膀胱炎の原因は、トイレを我慢したりお腹を冷やしたり、ついついやってしまっている生活習慣のせいかもしれません。
それらに心当たりがないのに膀胱炎になりやすい場合は、細菌が原因の急性膀胱炎とは異なる病気の可能性も。繰り返す膀胱炎をきちんと治すためには、自己判断は禁物です。少しでも気になる点がある場合は迷わず病院へ行き、医師の診察を受けましょう。
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