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これって男性更年期?迷ったらセルフチェックで簡易診断

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「なんだかやる気が出ない」「寝ても疲れがとれない」「最近急にお腹が出てきた」・・・40代以上の男性で、こうした原因不明の不調に悩まされているなら、もしかして男性更年期障害(LOH症候群)かもしれません。

だからといっていきなりクリニックのドアを叩くのはハードルが高いもの。まずは簡単にできるチェックリストで、自己診断をしてみましょう。

疲れた、だるい、やる気が出ない・・・それらの症状がなぜ出ているのか、分からないままでは改善するはずもありません。「彼を知り、己を知れば百戦危うからず(孫子の兵法)」。まずは簡易的に自己診断できるチェックリストで、不調の原因を明らかにしてみませんか?

男性更年期障害を自己診断。セルフチェックリスト

男性更年期障害(LOH症候群)は、おもにテストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌が低下することで起こります。このホルモンは、力強い筋肉や太い骨格、ヒゲや男性機能など「男らしさ」を形作る働きをしています。

ですからテストステロンが低下すると、筋力が衰えて関節や筋肉が痛んだり、暴飲暴食や運動不足に思い当たらないのに急にお腹が出てきて、メタボ体型になってしまったりということが起こります。

また、テストステロンの低下は自律神経にも影響を与えます。自律神経は、呼吸や血流、体温などを適切に調整する働きを担っているため、これが乱れることで、めまいや耳鳴り、ほてりや異常な汗、頻尿といった症状も表れます。

さらに、テストステロンは判断力や決断力、集中力、やる気などにも関与しているため、フィジカル(肉体面)だけでなくメンタル(精神面)に症状が出ることも特徴です。認知機能にも関係しているため、テストステロンが低下すると忘れっぽくなったり、仕事や趣味に集中できなくなったりすることも。

ではフィジカル面をチェックリストAで、メンタル面はチェックリストBで、さっそくチェックしていきましょう。

【チェックリストA〜フィジカル面〜】

  • 寝ても疲れがとれない
  • いつも体がだるい
  • 関節痛や筋肉痛がある
  • 頭痛やめまい、耳鳴りがある
  • 頻尿
  • 周りの人が汗をかいていないのに、自分だけ異常に汗をかいていることがある
  • のぼせる、ほてる
  • 寝付きが悪い
  • すぐに目が覚めてしまう
  • 筋力が衰えたと感じる
  • 生活を変えていないのに急にお腹が出てきた
  • あごひげの伸びが遅くなった
  • 朝立ちの回数が減少した

【チェックリストB〜メンタル面〜】

  • 以前好きだったこともやる気がおきない
  • 仕事に身が入らない
  • 目の前のことに集中できない
  • 以前より忘れっぽくなった
  • 新聞やニュースに関心が持てない
  • ちょっとしたことで落ち込んでしまう
  • 怒りっぽくなった
  • 小さなことにすぐにイライラしてしまう
  • 最近笑っていない気がする
  • いつも不安感がある
  • パニックになりやすい
  • 性的な欲求が少なくなった
  • セックスの喜びや欲求が少なくなった

【チェックの数】

  • 当てはまるものがない・・・男性ホルモン分泌は良好
    男性ホルモンの分泌量には問題ないでしょう。これからもストレスを溜め込まない、睡眠をしっかりとるなど、予防に努めていきましょう。

  • AとBに平均的に2〜8個・・・男性ホルモンの分泌がやや低下している可能性
    軽度ではありますが、男性ホルモンの分泌がやや低下している可能性があります。質の良い睡眠をとるように心がけたり、趣味などで体を動かし、ストレス発散するのもおすすめ。症状が軽いうちにセルフケアしていきましょう。

  • AとBに平均的に9〜16個・・・男性ホルモンの分泌が低下している状態
    中程度、男性ホルモンの分泌が低下している疑いが。夜更かしを避け、ストレスは溜め込まずにこまめに発散するように心がけましょう。筋トレをしたり、知らない女性と接したり、スタミナのつく食事を適度に摂るのも良いでしょう。

  • AとBに平均的に17個以上・・・男性更年期障害の疑い
    中程度以上、男性ホルモンの分泌が低下していることが考えられます。放置すると症状が長引いたり、悪化する可能性も。一度泌尿器科やメンズヘルス外来など専門のクリニックを受診し、男性ホルモンの値を測定してみることをおすすめします。

  • Aにチェックが偏っている・・・自律神経失調症、低血圧などの疑い
    肉体面に多く症状が出ていて、精神面にはあまり症状が出ていない場合は、自律神経失調症や、病的な低血圧などの疑いがあります。他にも何らかの疾患が原因になっている可能性があるため、一度総合診療科を受診してみることをおすすめします。

  • Bにチェックが偏っている・・・うつ病、認知症などの疑い
    逆に精神面にだけ症状が出ていて、肉体面にはあまり症状が出ていない場合は、うつ病や認知症などの疑いがあります。症状が重くてつらい、症状が長く続いているといった場合は、放置せず心療内科やメンタルクリニック、神経内科や物忘れ外来などを受診するようにしましょう。

※チェックリストは簡易的なものです。チェックの数が少なくても、症状が重いと感じる場合は医療機関の受診をおすすめします。

男性更年期障害は治療できる!

何をしていても気分が晴れない、いつもだるくて疲れている・・・つらいですね。
そんなときはうつ病を疑う前に、フィジカル面にも異常が出ていないかチェックしてみてください。

そういえば、変な時に急に汗が出ることがある、急にお腹が出てきた、このところ朝立ちがなくなった・・・そんな症状はありませんか?

男性更年期障害(LOH症候群)は、男性なら誰にでも起こりうる症状。ストレスなどの影響で男性ホルモン(テストステロン)の分泌が低下していることが原因なので、適切に補ったり、テストステロンの分泌を促す生活習慣などで改善することができます。

まずは男性更年期障害に気づくことが大切。簡単にできるセルフチェックリストを活用し、簡易診断にお役立てください。

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