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だれにもくる男性更年期の症状リスト。さあ、改善に着手

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40代以降、男性ホルモンが急に減少する時期を男性更年期といます。その時期には、身体的にも精神的にも不調が現れることがあります。
原因がよくわからないため、「年のせい」「仕事が忙しいせい」とそのままにする場合も多いのですが、きちんと症状や原因を知れば、早期に対策をすることができます。

男性更年期の症状リストのなかに、思いあたる項目がないか、確認してみてください。
そして、不調からの解放への第一歩を踏み出しましょう。

本記事の監修薬剤師

監修薬剤師 植田昌男

氏名:植田 昌男
経歴:近畿大学薬学部薬学科卒業 薬剤師免許取得(平成7年)
社歴:平成19年6月 入社

この疲れは男性更年期の症状?

「気分が重い」「やる気が起こらない」「眠りが浅い」・・・。40代以降になると、これまで感じなかった強い疲労感や不眠に悩む男性が増えてきます。それは、男性更年期である可能性があります。

男性更年期の症状を、精神的なもの、身体的なもの、そして男性特有のものの3つのグループに分けた症状のリストを用意しました。

精神的な症状では、まわりの人から言われたことなども思い出しながらチェックしてみてください。身体的な症状では、ほてりや突然の発汗は男性更年期の可能性が高くなります。

精神的な男性更年期の症状:イライラや集中力の低下など

感情の起伏の変化

  • 以前よりもイライラしやすい
  • ささいなことで不機嫌になる
  • 気分の浮き沈みが激しい

集中力の低下

  • 仕事のミスが増え、時間がかかってしまう
  • 決断できなくなった
  • 以前より忘れっぽくなった

不安・緊張

  • 不安や心配がある
  • パニックになりやすい
  • いつも緊張でピリピリしている

憂うつ

  • 無力感がある
  • 自分に価値がないと感じてしまう
  • 以前好きだったことにもやる気が起きない

身体的な男性更年期の症状:不眠や突然の発汗など

不眠

  • 寝付けない、眠れない
  • 早く目が覚めてしまう
  • 起きていなければならないときに眠気を感じる

発汗

  • 汗の量が増えた
  • 緊張していないときでも突然発汗してしまう
  • のぼせ、ほてり(ホットフラッシュ)がある

食欲の変化

  • 食欲がなくなってきた
  • 以前よりもたくさん食べてしまいセーブできない
  • 体重の増減が激しい

体力の低下

  • 体が重い、筋力が弱くなってきたと感じる
  • 関節痛や筋肉痛、全身に倦怠感を感じる
  • 動悸や息切れを感じる

男性に特有の男性更年期の症状:性欲減退や生殖器の悩みなど

性欲減退

  • 性欲や性的衝動を感じることが減った
  • 性的行為の喜びや欲求が減った
  • 性的活動の頻度、女性への関心が減った

生殖器の悩み

  • 朝立ちの回数、頻度が減った
  • ED(勃起障害・勃起不全)になった
  • トイレに何度も行きたくなる

身体的な症状は、一般的な肉体疲労の症状とも重なるので、男性更年期の影響かどうか分かりにくいケースもあります。もし、症状リストのなかに少しでも心あたりが見つかったなら、簡単なセルフチェックもおすすめします。

男性更年期障害を自己診断。セルフチェックリスト

男性更年期の不調は、男性ホルモンの減少から

男性の心身の不調は、肉体疲労や加齢による体力の衰えによるものだけではなく、男性更年期の影響の可能性があります。それは、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因です。
男性ホルモン(テストステロン)は、男性らしい身体を作り上げたり、やる気や判断力を高めたりして「がんばり」を支えています。が、その分泌が低下すると、徐々に「がんばり」が利かなくなってしまうのです。

男性ホルモンの減少はストレスが原因の可能性も

男性ホルモン(テストステロン)の分泌は20代をピークに徐々に減少していきますが、そのスピードを加速させるのが、「精神的ストレス」。
強いストレスが長く続くと、自律神経はつねに緊張状態に。脳は、危機が迫っていると判断し、生命の維持に必要な体内物質の製造を優先します。テストステロンは、生命維持には直接関係がないため、分泌が後回しになり、量が減少することになるのです。

男性更年期や男性ホルモンの研究が進んでいなかった時期には、体調不良や疲れのせいではないかとされ、対処できないことも多かったようです。
しかし近年、男性更年期は「 LOH [ Late-Onset Hypogonadism ] 症候群 」と定義され、診断や治療も行われるようになってきました。

男性更年期の症状をやわらげるために

男性更年期の改善策1:生活習慣を見直してテストステロンを増やそう

テストステロンは、血流が性腺刺激ホルモンを刺激することで分泌され、精神的なストレスで、分泌が妨げられてしまいます。ですから、テストステロンの分泌を促す対策のポイントは、血行の促進と、ストレスの軽減。
まずは「食事、運動、睡眠」の生活習慣を見直すことからはじめましょう。

対策1:食生活の改善

脂肪が多すぎると、血管の壁に脂肪分や老廃物が溜まって血管が細くなり、血行不良になってしまうため、腹八分目を心がけ、脂肪分の多い食事は控えます。

バランスよく食べることや朝食を抜かない、よく噛んで食べるなど、基本的なことに気をつけることでも血流の改善に役立ちます。

対策2:適度な運動で血行改善

ウォーキングや筋トレなどの軽度な運動で血行を促進しましょう。激しい運動や競争性のある運動は、自律神経が緊張状態になりやすく、逆に血行が悪くなることがあります。マイペースでできる運動にとどめておくことをおすすめします。

対策3:質の良い睡眠でストレス軽減

深い睡眠がとれていれば、脳に発生した老廃物が除去され、ストレスホルモンの分泌も抑えられます。
深い睡眠をとるためには、寝る前に視覚や胃腸に刺激を与えないことが大切。布団に入る1時間前から、スマホやテレビなどのブルーライトを見ない、食事はしないことを心がけてください。
ゆったりとした音楽を流して体の力を抜くと、自律神経も徐々にリラックスモードに。血管が広がって血流もよくなり、手足が温かくなりはじめます。このように末端から放熱し徐々に体内の体温が下がると、心地よい眠気が訪れます。しっかり準備をすることで、質の高い睡眠を得ることができるようになるでしょう。

対策4:気分転換を心がけてストレスを溜めない

生活習慣の見直しも、「しなくてはならない義務」と考えると、逆にストレスのもとになってしまいます。ゆったり、のんびり取り組むと決め、多少上手くいかなくても気にしないようにしましょう。
仕事よりも趣味の時間を優先させたり、親しい友人たちと笑い合って、気分転換をはかるのもいいですね。

男性更年期の改善策2:医療機関に相談する

もしも、あなたがすでに重い症状で悩んでいるのなら、我慢せずに専門家に相談しましょう。
「男性更年期専門外来」「メンズヘルス」などの名称の医療機関や、多くの泌尿器科で受診できます。専門機関では、カウンセリングや男性ホルモン量の測定などを行い、治療の必要性を総合的に判断します。必要であれば、男性ホルモン補充療法(塗り薬、注射、飲み薬)に進むのが一般的な治療法です。

まだまだ知られていない男性更年期

男性更年期の症状には個人差があるので、気づかずに過ごす人もいます。
また、更年期といえば「女性に特有なもの」というイメージが長く続いていました。そのため、男性更年期という言葉を耳にしても、自分自身の問題だと受け止めにくい人も多いようです。

つらい症状を我慢したまま過ごさず、まずはセルフチェックや生活習慣の改善などから試してはいかがでしょうか。家族や仲間も、あなたの元気な笑顔を見る方がぜったい嬉しいのですから。

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