和漢コラムニキビの治し方COLUMN

ニキビ薬は特徴を知り、症状に合わせて選ぶのがマル!

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ニキビ薬塗り薬に飲み薬、市販薬から皮膚科で処方される薬まで、さまざまな種類があるニキビ薬。薬局で目についた手頃な価格の市販薬を、適当に選んでいたりしませんか?ニキビの原因や症状に薬が合っていないと、思ったように効果が出ません。ニキビをはやくきれいに治すには、あなたの症状に合ったニキビ治療薬を上手に選ぶことが大切です。

このコラムでは、どのタイプのニキビにどんな種類の薬が適しているのか、また、その効果的な使い方をご紹介。薬局へ行く前に、自分のニキビにはどのタイプの薬が効くのかチェックしておきましょう!

ニキビ市販薬に関するQ&A

まずは、ニキビの市販薬を選ぶときに出てくる疑問についてお答えしましょう。

Q.ニキビ市販薬、飲み薬と塗り薬どちらがいい?

ニキビ市販薬炎症をおこしている「赤ニキビ」や膿がある「黄ニキビ」の場合、即効性を求めるなら塗り薬。ニキビの塗り薬には、抗菌作用や抗炎症作用のある成分が含まれるものが多いため、ダイレクトに塗ることで炎症を早くおさえる効果が期待できます。

また、飲み薬の良いところは、身体の中からニキビを治す効果があること。とくに、繰り返しやすい大人ニキビの場合、食事の内容やストレス、ホルモンバランスの乱れなど体の中に原因があることが多いもの。飲み薬で身体のなかから治していくという考え方もたいせつです。

外用薬と内服薬のメリット・デメリット

Q.飲み薬は副作用がちょっと心配。

抗生物質(抗菌作用や抗炎症作用)が含まれる飲み薬の場合、体調や個人の体質によって副作用は考えられます。ただ、抗生物質は病院で処方されるお薬なので、医師や薬剤師さんと相談して適切な種類と量が出されているはずです。

また、市販の飲み薬については、抗生物質を含まない薬がほとんど。ビタミンやミネラルの補給、漢方の生薬をベースとした薬が一般的です。
とはいえ、お薬である以上は、飲み薬や塗り薬に関係なく副作用の可能性はあります。心配な場合は、薬局薬店の専門家に相談してから選ぶようにしましょう。

ニキビの症状と飲み薬の相性とは

Q.ニキビの塗り薬は、進行状態によって選ぶべき?

ニキビには、初期の白ニキビや黒ニキビ、炎症が起こっている赤ニキビ、膿がある黄ニキビと進行度合いによって区別されます。
薬の選び方のポイントとしては、炎症がおこっているかどうか。赤く腫れて痛みをともなう赤ニキビの場合は、炎症をおさえる成分(抗炎症作用や抗菌作用)のある塗り薬を選ぶようにしましょう。

ニキビの種類をチェック

Q.ニキビ飲み薬と塗り薬を一緒に使ってもいいですか?

異なる効き目をもつ飲み薬と塗り薬を併用することで、ニキビ治療に効果を発揮することはありますが、使い方を間違えると悪影響をおよぼす可能性も。
たとえば、内服薬と外用薬で同じ有効成分が含まれていると過剰摂取になったり、異なる成分でも相互作用をおこすなど組み合わせには注意が必要です。その場合はかならず医師や薬剤師に相談してください。

ニキビ治療薬の使用で気をつけること

主なニキビの種類とケアのポイント

まずは、ニキビができやすい年代別に2つの分類から、自分のニキビがどのタイプなのかを知るところから始めましょう。

年代別ニキビのタイプとケアのポイント

思春期ニキビ

ひとつが10代〜20代にできやすい、「思春期ニキビ」。この時期にホルモンバランスが変化し、男性ホルモンが急激に増えて皮脂の分泌が活発になることが主な原因です。皮脂腺の多いTゾーンを中心に、アクネ菌が増殖してできるのが特徴です。このタイプのニキビケアは、皮脂対策とアクネ菌対策を中心に、薬の種類を選ぶ必要があります。

大人ニキビ

一方、30代から増えてくるのが「大人ニキビ」。フェイスラインや顎など、同じような場所に繰り返しできるのが特徴で、その原因にはストレスからくるホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥、寝不足、食生活の偏りなど、さまざまな要素が関わっています。
大人ニキビのケアは、皮脂対策とアクネ菌対策だけでなく、乾燥対策やストレス対策、食生活の改善などにも目を向けていく必要があります。

進行度別ニキビのタイプとケアのポイント

進行度別にみると、初期段階のニキビから炎症が進んでしまった重症ニキビまで、大きく4つに分けられます。

1.白ニキビ(閉鎖面皰(へいさめんぽう))

白ニキビ(閉鎖面皰(へいさめんぽう))詰まった毛穴のなかに皮脂が溜まった状態で、ニキビの初期段階になります。皮脂の過剰分泌だけでなく、ターンオーバーの乱れやメイク汚れなども原因のひとつ。

2.黒ニキビ(開放面皰(かいほうめんぽう))

黒ニキビ(開放面皰(かいほうめんぽう))毛穴のなかに溜まった皮脂が酸化して、黒くなった状態。まだ炎症は起こしてはいないので、この段階で正しいケアができればニキビの悪化を防げます。

3.赤ニキビ(赤色丘疹(せきしょくきゅうしん))

赤ニキビ(赤色丘疹(せきしょくきゅうしん))アクネ菌が増殖して炎症を起こし、赤くなったニキビ。治すためにはまず炎症をしずめるケアが必要です。

4.黄ニキビ(膿疱(のうほう))

黄ニキビ(膿疱(のうほう))炎症が悪化すると膿みが溜まって黄色いニキビに。重症になるため、多くできているようなら皮膚科の受診をオススメします。

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