和漢コラムニキビの治し方COLUMN
ニキビ薬は特徴を知り、症状に合わせて選ぶのがマル!
外用ニキビ治療薬の正しい塗り方
ここで、外用ニキビ治療薬の正しい塗り方も押さえておきましょう。
ニキビの外用薬は、大きく分けてクリーム(軟膏)タイプとローションタイプの2つ。どちらもたっぷり塗ればその分効くような気がするかもしれませんが、規定量以上を塗っても薬成分の浸透量は変わりません。クリームタイプは油分を含むものも多いため、逆にニキビを悪化させることも。
ローションタイプはたくさん塗ると垂れたりして広がりがちですが、殺菌成分や消炎成分などを含むため、健康な肌に広がってしまうと乾燥を招くことがあります。コットンなどに適量をとり、気になる部位にしばらくの間(2〜3分間)押し当てるようにすると良いでしょう。
どちらも必要以上に塗り込もうとしてニキビを刺激すると、ニキビの悪化につながることがあるため、適量を守り、ニキビのある部分だけに使用するようにしましょう。
塗り方で大切なことは、洗顔後の清潔な肌に使うこと。雑菌が入らないよう、薬を塗る手もきれいに洗っておきます。特別な指示などがないかぎり、基本的には朝晩の洗顔後、清潔な肌に使用します。その後に化粧水・乳液などを使って保湿も抜かりなく行いましょう。
医薬品は正しい使い方をしないと効果を発揮できないばかりか、かえって悩みを深くすることもあるため、きちんと用法・用量を守って使用することが大切です。
自分に合うニキビ薬の種類を、原因と症状別にかしこく選ぼう
ニキビ治療に用いる医薬品は、症状が出てから抑える対症療法的なものがほとんど。だからこそ、原因と症状の2つのポイントで、自分のニキビを分析することが大切です。Tゾーンで炎症をおこしているニキビに悩んでいるのか、周期的にぽつぽつできる白ニキビに悩んでいるのか・・・。原因と症状によって効く薬の種類も違うため、それぞれの特徴を見きわめて、最適な種類の薬を選びましょう。