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吹き出物はなぜできる?5つの原因から対策が見えてくる!

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メガネを押す肌のきれいな女性なぜか顎やフェイスラインにばかり、ブツブツとできてしまう吹き出物。顔だけでなく、ときには背中や胸に症状が出ることもあります。
顔にできれば人前に出たくなくなりますし、体にできれば痛かったり痒かったり・・・なんともゆううつな厄介者。

吹き出物ができる原因としては、さまざまなものが考えられますが、大きくまとめると下記の要素が挙げられます。
それは「ホルモンバランスの乱れ」、「ストレスや寝不足などの生活習慣」、「食生活」、「乾燥」、「便秘」の5つ。

これらを知ったうえで自分の生活を振り返ってみると、「私の吹き出物の原因はこれかも!」という発見があるかもしれません。
吹き出物のないすべすべ素肌なら、毎日の充実度もグンとアップするはず。自分の吹き出物の原因を探りつつ、できる対策から試していきましょう!

吹き出物とは?

吹き出物とは、そもそも何者なのか?ニキビとは違うのか?なんだかイメージの悪い言葉ですよね。
吹き出物とニキビは、皮膚の状態としてはどちらも同じ。尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の疾患です。呼び方が異なるのは、できる場所や原因、年齢などによるものです。
一般的なニキビと吹き出物の違いとは

思春期ニキビ

10代の皮脂分泌が盛んな時期にできるニキビのこと。思春期ホルモンのバランスが変化することで、皮脂の分泌が増えて、毛穴を詰まらせ、そこにアクネ菌などが増殖して炎症をおこした状態です。

吹き出物

20代以降にできるニキビ。そのため「大人ニキビ」とも呼ばれています。
その原因はストレスや生活習慣、ホルモンバランスの乱れなどさまざま。できる場所は、思春期ニキビが集中しやすいTゾーン(皮脂分泌が多い場所)
に対して、皮脂の少ない場所にもできるのが特徴的です。

吹き出物ができる仕組み

顔にできる吹き出物の場合

吹き出物ができる仕組みの図:【ニキビ】炎症 アクネ菌 皮脂腺直接的な原因は、毛穴に詰まった皮脂をエサにして、アクネ菌が増殖することで吹き出物が発生します。これは大人になってからできる吹き出物も、思春期ニキビも同じ仕組みです。

ただし、吹き出物に発展する前段階の原因:なぜ皮脂が毛穴に詰まってしまうのか、については、思春期ニキビとは異なるため、それに合わせた対策が必要です。

体にできる吹き出物の場合

吹き出物ができる仕組みの図:【毛包炎】炎症 黄色ブドウ球菌やマラセチア菌など顔と同様に、皮脂や汚れが詰まった毛穴に、菌が入って増殖・炎症をおこしてニキビになります。けれども、こちらの原因菌はアクネ菌だけでなく、黄色ブドウ球菌、マラセチア菌(カビの一種)の場合もあります。これは毛包炎(もうほうえん)と呼ばれ、症状がニキビとよく似ていますが、一般的なニキビ薬(アクネ菌を退治するもの)では効かない場合があるので注意しましょう。

なぜ毛穴に細菌やカビ菌が入り込んでしまうのかについては、汗によるムレや、汚れ、ボディソープなどの洗い残しによる刺激や紫外線など、さまざまな要因が挙げられます。
セルフケアだけではなかなか治りにくい場合も多いため、皮膚科を受診して原因菌を特定し、治療を受けることが完治への近道です。

吹き出物ができる原因・対策1:ホルモンバランス

悩む女性顔に吹き出物ができる最初のきっかけは、「毛穴が詰まる」というもの。この毛穴詰まりを起こす要因として大きいのが、「ホルモンバランスの乱れ」です。

とくに女性は、生理前になると吹き出物ができてしまう悩みを抱えている人も多いもの。それは生理前になると、皮脂の分泌を促す作用のある「プロゲステロン」という女性ホルモンが多く分泌されるからです。

また、男性ホルモンは肌の角質を厚くして、皮脂分泌を活性化する働きを持っています。意外かもしれませんが、女性であっても男性ホルモンは少量ながら分泌されており、ストレスを受けると分泌が増えてしまいます。
毛穴が大きな男性であれば詰まりにくいですが、毛穴が小さく詰まりやすい場合は、男性ホルモンの影響を受けて吹き出物ができやすくなります。

ホルモンバランスを整えるには

男性ホルモンの過剰な分泌をおさえるには、ストレスを溜め込まないことや、規則正しい生活をすることが大切です。

  • 質のよい睡眠をとる
  • 食生活を見直す
  • 適度な運動を習慣化する
  • 体を温める

>ホルモンバランスを整える食品や栄養素とは

吹き出物ができる原因・対策2:ストレス&寝不足

寝不足女性原因1とも関連しますが、ストレスや寝不足も吹き出物の原因になります。
ストレスを溜め込んでしまうと、体を制御する自律神経がバランスを崩し、質の良い睡眠をとることができなくなります。睡眠の質が下がると、肌の再生を促す「成長ホルモン」の分泌に悪影響が。

通常眠りに入ってから3時間の間にやってくる深い眠り(ノンレム睡眠)のときに、成長ホルモンが多く分泌されるのですが、ストレスや夜更かしなどの影響で深く眠れていないと、この分泌が低下してしまうのです。

成長ホルモンは、肌細胞のターンオーバーを促進するために大切な働きをするもの。これがしっかり分泌されないと、吹き出物ができやすくなったり、治りにくかったりするのです。

ストレス&寝不足対策に

自律神経のはたらきを整えることが大切。2つの種類がある自律神経のうち、リラックスモードをつかさどる副交感神経が優位になることで、心と体をゆるめることにつながります。
その方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 寝る直前まで仕事をしない。スマホも同様
  • 食事はベッドにはいる3時間前までに
  • 入眠前にホッとできる時間をつくる(アロマテラピーや軽いストレッチ、瞑想など)
  • 就寝1~2時間前、お風呂にゆっくり浸かる

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