和漢コラム男性更年期の対策COLUMN

市販で手にはいる、男性更年期障害のための漢方薬と選び方

  • Twitter
  • facebook
  • LINE

男性更年期障害の改善には、男性ホルモンが決め手となる

受診男性更年期障害(LOH症候群)の原因は、加齢などにより男性ホルモンが低下することにあります。更年期による症状を改善するために漢方薬は有効ですが、原因となる男性ホルモン自体を直接に補えるわけではありません。
減ってしまった男性ホルモンを補うためには、男性ホルモン(テストステロン)補充療法が有効で、おもに注射剤が使用されます。注射療法をうけるためには、男性更年期外来や泌尿器科で受診が必要となります。

Q.男性ホルモンが減っていることはどうやって判断しますか?一番正確にわかるのは、血液中の男性ホルモン(遊離型テストステロン)値を測ることです。まずは、セルフチェックシートで確認して、要注意の結果が出たら泌尿器科や男性更年期外来での受診をおすすめします。
セルフチェックシートへ

Q.男性ホルモンの分泌が減るのは、何歳くらいからですか?男性ホルモンが一番多く分泌される20代をピークに、分泌量はゆるやかに減少していきます。減り方のカーブには個人差があるものの、症状が現れはじめるのは40代後半くらい。症状をはっきりと感じて治療などの行動をおこす人が多いのは、50~60代のようです。

ただ、男性ホルモンの分泌には精神的ストレスが大きく影響するため、30~40代であっても強いストレスを感じることで、分泌量が急激に減って、男性更年期の症状が出る場合があります。

男性の更年期障害(LOH症候群)は、成人病への黄色信号でもある

元気な男性女性の更年期障害にくらべて、まだまだ認知度がひくい男性更年期障害(LOH症候群)。その理由は男性ホルモンの減少にあります。
男性ホルモンが減っていく原因としては、一つが加齢によるもの。男性ホルモンの分泌は20代をピークに下降していきますが、50~60代にかけて急激に減る傾向※にあります。
もう一つは、30~40代であっても更年期の症状があらわれる場合は、ストレスが主な原因と言われています。精神的ストレスを強く感じると、男性ホルモンが分泌されるメカニズムにブレーキをかけてしまうため、結果的に更年期障害と同じ状態をつくり出してしまうのです。

また、気を付けなくてはいけないのは、男性ホルモンの分泌量が低下すること自体は病気でなくても、他の深刻な病気をひきおこす可能性が高まるということ。
たとえば、男性ホルモンには動脈硬化を予防するはたらきもあるため、それが減ることで動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性があります。また、筋肉量が減ることで内臓脂肪がふえるため、血圧上昇や高血糖などメタボリックシンドロームへの引き金となります。その他、アルツハイマー型認知症の可能性も指摘されています。

あなたが30代以降で、もし男性更年期の症状を感じているとしたら、まずは可能性をうたがってみる。早めに対策をうつことで症状を軽減するだけでなく、これからの長い人生の質を高めることにもなるのですから。
※男性ホルモンの減少カーブは、個人差があります。

関連製品

  • 男の更年期による心身の様々な不調に。男性ホルモン配合製剤 金蛇精
  • Twitter
  • facebook
  • LINE